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2020年第615回例会(2020/1/27)

演奏会概要

  • 時 間

    2020年01月27日(月) 18:30開場/19:00開演
  • 会 場

    紀尾井ホール
  • 例会チケット

    前売券:全指定席 5,000円
    ※販売終了

紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー

 景山裕子、鎌田 泉、寺岡有希子、戸原 直、山本千鶴(ヴァイオリン)
 中村智香子、森口恭子(ヴィオラ)
 丸山泰雄(チェロ)
 池松 宏(コントラバス)
 広田智之、森枝繭子(オーボエ)
 水谷上総(ファゴット)
 丸山 勉、和田博史(ホルン)
 長久真実子(チェンバロ)

主催:公益財団法人 日本製鉄文化財団
協力:日本モーツァルト協会

PROGRAMM

《「音楽の冗談」
 ―少年アマデウスから壮年モーツァルトへ》

▶交響曲ヘ長調 K19a
 Sinfonie in F K19a
▶交響曲ト長調 K45a「旧ランバッハ」
 Sinfonie in G K45a
▶交響曲ニ長調 K32「ガリマティアス・ムジクム」
 Sinfonie in D “Gallimathias musicum” K32
▶6つのコントルダンス K462
 Sechs Kontretänze K462
▶2つのメヌエットとコントルダンス K463
 Zwei Quadrillen K463
▶音楽の冗談 K522
 Ein musikalischer Spaß für zwei Violinen, Viola, Baß und zwei Hörner K522

出演者からのメッセージ

 この度の演奏会は、「少年アマデウスから壮年モーツァルトへ」という副題が添えられているように、彼の人生において全く異なる時期の作品を一度に聴くことが出来る、非常に珍しい機会です。
 少年アマデウスの作品には、その天賦の才がむき出しで輝いているかのような、無垢で若々しい魅力があります。一方壮年モーツァルトの作品には、経験の積み重ねが更なる彩りをもたらしたかのような、成熟した魅力があります。時期が異なれば、醸し出される魅力もまた異なるのです。
 これらを聴き比べることによって、私達は彼のことをより深く知ることが出来るかもしれません。もちろん本当の意味では、私達は彼の全てを知ることは出来ません。しかし、彼の人生を文献から読み取るだけではなく、さらに音楽から聴き取ることによって、私達が想像する彼の姿はより鮮明になるのではないでしょうか。そして聴き比べることによって、その明暗をより強く認識出来るのではないでしょうか。この演奏会で、聴いて下さる方々にそんな体験をして頂ければ幸いです。

紀尾井ホール室内管弦楽団
戸原 直(ヴァイオリン)

景山裕子(ヴァイオリン)

 桐朋学園大学卒業。読売新人演奏会出演。宝塚ベガ音楽コンクール室内楽部門第1位特別賞、大阪国際室内楽コンクール第3位。2010年より蓼科クロイツェル音楽祭主宰。サイトウ・キネン・オーケストラ、防府音楽祭に招聘されている。1998年度村松賞受賞。桐朋女子高等学校音楽科非常勤講師。(写真©ヒダキトモコ)

鎌田 泉(ヴァイオリン)

 桐朋女子高等学校音楽科、ジュリアード音楽院卒業。ニューヨーク日系人コンクール第1位。日本室内楽コンクール第2位。サラサーテ国際コンクール第2位、併せて聴衆賞受賞。国内外の音楽祭に出演。現在はソロ・室内楽の他、日本フィルハーモニー交響楽団ゲスト・コンサートマスター、国内外で客演首席を務める。(写真©ヒダキトモコ)

寺岡有希子(ヴァイオリン)

 東京藝術大学附属高校を経て同大学卒業。第2回パオロ・ボルチアーニ賞国際弦楽四重奏コンクール第3位および特別賞受賞。シュポア国際ヴァイオリン・コンクール入賞。東京国際音楽コンクール室内楽部門第2位、あわせてアサヒビール賞受賞。川崎音楽賞受賞。昭和音楽大学講師。(写真©ヒダキトモコ)

戸原 直(ヴァイオリン)

 東京藝術大学音楽学部卒業、同大学大学院修了。2012年コンセール・マロニエ21弦楽器部門第1位。2016年バンフ国際弦楽四重奏コンクール(BISQC)にてCareer Development Awardsを受賞。紀尾井シンフォニエッタ東京2015-2016シーズン・メンバー。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。現在、藝大フィルハーモニア管弦楽団コンサートマスター。(写真©ヒダキトモコ)

山本千鶴(ヴァイオリン)

 東京藝術大学、ジュリアード音楽院で学び、ロータス・カルテットの一員として欧州各地で研鑽を積む。NYソリストコンクール入賞。大阪国際室内楽コンクール第3位。2013年コンサートマスターを務める東京シンフォニエッタにてレコード・アカデミー賞、第26回ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞。(写真©ヒダキトモコ)

中村智香子(ヴィオラ)

 桐朋学園大学卒業、同研究科修了。全日本学生音楽コンクール入賞。1987年蓼科音楽祭賞受賞。第2回宝塚ベガ音楽コンクール室内楽部門第1位および特別賞。キジアーナ音楽院(イタリア)ディプロマ名誉賞。各地でオーケストラのゲスト・トップや室内楽演奏を行う傍ら、後進の指導にもあたっている。(写真©ヒダキトモコ)

森口恭子(ヴィオラ)

 桐朋学園大学研究科修了。東京音楽大学を首席卒業、併せてNTTDoCoMoより奨学金を授与される。東京文化会館新進音楽家デビューコンサート、読売新人演奏会に出演。また東京のオペラの森、宮崎国際音楽祭、霧島国際音楽祭などに参加。これまでに、店村眞積、兎束俊之、Hartmut-Rohdeの各氏に師事。現在、読売日本交響楽団団員。(写真©ヒダキトモコ)

丸山泰雄(チェロ)

 東京藝大卒、日本音楽コン第1位、増沢賞、特別賞受賞他マルクノイキルヒェン・国際コン特別賞等受賞歴多数。 ソロを中心にチェロの可能性を拡げる企画に続々と出演する他ヴィルタス・Qリーダー、スーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウリーダー、トウキョウ・モーツァルト・プレイヤーズ首席、サンアゼリア・フィルハーモニカ首席、いわき室内楽協会ミュージック・ディレクター他、国内主要オーケストラの客演首席奏者も務めている。(写真©ヒダキトモコ)

池松 宏(コントラバス)

 1964年ブラジル生まれ。桐朋学園大学卒業。堤俊作氏、ゲーリー・カー氏ほかに師事。1989年NHK交響楽団に入団し、1994年から2006年まで首席奏者。2006年から2013年までニュージーランド交響楽団首席奏者。現在、東京都交響楽団首席コントラバス奏者。(写真©ヒダキトモコ)

広田智之(オーボエ)

 日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者及びソロ首席奏者、東京シティフィルハーモニック管弦楽団トレーニングエグゼクティブを歴任。現在、東京都交響楽団首席奏者。日本音楽コンクール、日本管打楽器コンクール等の審査員を務める。上野学園大学教授、桐朋学園大学特任教授。CDはソロ、室内楽等、多数リリース。

森枝繭子(オーボエ)

 東京藝術大学付属音楽高校を経て、同大学音楽学部器楽科を卒業。在学中に、安宅賞を受賞。これまでに、宮崎、木曽、霧島、倉敷等の音楽祭や、サイトウ・キネン・オーケストラ等に出演。オーボエを、鈴木繁、井口博之、小畑善昭、小島葉子の各氏に師事。現在、上野学園大学非常勤講師。(写真©ヒダキトモコ)

水谷上総(ファゴット)

 京都市立芸術大学卒業。ドイツ政府給費留学生としてデトモルト音楽大学にてヘルマン・ユンク氏に師事。ライン・ドイツ歌劇場管弦楽団(1989年~)、群馬交響楽団(1993年~)を経て、2000年よりNHK交響楽団首席奏者。東京音楽大学兼任教授、東京藝術大学講師。(写真©ヒダキトモコ)

丸山 勉(ホルン)

 武蔵野音楽大学卒業。在学中、日本フィルハーモニー交響楽団入団。1991年日本管打楽器コンクール第1位。1990年より読売日本交響楽団首席奏者を経て現在、日本フィルハーモニー交響楽団客演首席奏者。ソロCD「ルネサンス」「レゾナンス」等をリリース、日本ホルン協会常任理事、武蔵野音大でも教鞭をとる。(写真©ヒダキトモコ)

和田博史(ホルン)

 東京藝術大学卒業。守山光三、千葉馨の各氏に師事。卒業時に藝大同声会演奏会、およびヤマハ金管新人演奏会に出演。1989年卒業と同時に東京フィルハーモニー交響楽団入団。1996年より東京都交響楽団団員。ゼフィルスクインテットトウキョウメンバー。(写真©ヒダキトモコ)

長久真実子(チェンバロ)

 東京藝術大学卒業後、同大学院修了。安宅賞受賞。鈴木雅明、小林道夫各氏に師事。これまでにバッハ・コレギウム・ジャパン、東響、神奈川フィルなどのオーケストラ公演及びCD録音に参加。NHK-FMリサイタル、春川(チュンチョン)古楽フェスティバル、市川海老蔵特別公演の伴奏等で出演。神奈川県立弥栄高校音楽科非常勤講師。日本チェンバロ協会会員。

アクセス

チケット取り扱い

アンコール

ガリマティアス・ムジクム K32より 第6曲 アレグレット

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 当協会では1月例会の一般向け臨時会員券の販売はございません。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。