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2020年第617回例会(2020/3/4)

演奏会概要

  • 時 間

    2020年03月04日(水) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    【公演中止】

フランソワ・デュモン François Dumont(ピアノ)【公演中止】

公演中止のお知らせ

 日本モーツァルト協会では、新型コロナウイルスの感染症拡大防止の観点から、会員をはじめご来場される皆様の安全・安心を第一に考え、現在の状況や政府要請など総合的に判断し、2020年3月4日(フランソワ・デュモン)の公演をやむなく中止することにいたしました。
 この公演を楽しみにしてくださった皆様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

特定非営利活動法人 日本モーツァルト協会

2020年2月28日掲載

チケットの払い戻しについて

~東京文化会館チケットサービスでチケットを購入された皆様へ~

この公演の中止に伴いチケット(臨時会員券)の払い戻しを承ります。
3月31日(火)までに以下のものを当協会まで郵便でお送りください。

・チケット
・お客様の氏名・連絡先(携帯電話の番号など)を明記したメモ
・振込先〔銀行名・支店名・口座番号・口座名義(カタカナ)〕を明記したメモ

※チケットをお送りいただいた際の郵送料として84円を加えた金額を払い戻しいたします。
※現金での払い戻しは受け付けておりません。

【送付先】
〒150-0011 東京都渋谷区東1-4-1尚豊ビル307
日本モーツァルト協会

(*会員の方は入場券のハガキを協会事務局に郵送する必要はありません。下記「会員の皆様へ」をご覧ください)

お客様にはご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。

特定非営利活動法人 日本モーツァルト協会

2020年2月28日掲載
2020年3月2日追記
2020年3月3日追記

会員の皆様へ

 上記の「チケットの払い戻しについて」は、プレイガイド等で非会員のチケット(臨時会員券)を購入されたお客様への告知です。

 お手元にある入場券のハガキは臨時会員券ではありません。誤って協会事務局にお送りにならないようお願いいたします

 今後の対応につきましては目下協議しているところです。会員の皆様におかれましては、改めてご連絡いたしますので、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。

特定非営利活動法人 日本モーツァルト協会

2020年3月2日掲載

PROGRAMM

《俊英デュモンのエスプリ》

▶ピアノ・ソナタ ハ長調 K330
 Klaviersonate in C K330
▶ピアノ・ソナタ イ短調 K310
 Klaviersonate in a K310
▶ロンド イ短調 K511
 Rondo in a K511
▶ピアノ・ソナタ イ長調 K331「トルコ行進曲付き」
 Klaviersonate in A K331

出演者からのメッセージ

~オール・モーツァルト・プログラムに寄せて~

 モーツァルトはおそらく我々が考えうる限りで最も「完璧な」作曲家だと思います。彼の音楽には、努力や苦労の跡が感じられず、自筆譜の筆跡も淀みなく流れるようで、書き直した痕跡というものが見当たりません。

 しかし、モーツァルトの作品を解釈しようとすると、様式感や感情の複雑さという点において、たくさんの疑問や問題が生まれてきます。彼の言葉は透明ですが、彼のメッセージはミステリアスで霊感に満ちているのです。彼は相異なる感情を同時に表現することができました。特にオペラにおいてそのことをはっきりと感じて頂けると思います。あの「ドン・ジョヴァンニ」ですら、表題には“喜劇”と書いてあるのですから。

 また楽器の問題というのも興味をそそるテーマです。現代のピアノは、モーツァルトが使用していたシュタインのフォルテピアノとは全く異なるものだからです。彼のフォルテピアノは、現代のピアノと比べると響きが少なく音量も小さかったものの、はっきりとしたクリアな音色だったと思います。ペダルの使用もより限定的でなければならず、アーティキュレーションやフレージングの多様さが求められるため、現代のピアニストにとっては大きな挑戦です。

 今回のリサイタルでは、モーツァルトの最も重要なソナタである3曲を演奏します。透明で優しく、そして非常に美しくて詩的な2楽章を備えたK330、劇的で苦痛に満ちており、ロマン派的な要素も感じさせるK310、そして有名な「トルコ行進曲」付の輝かしいK331です。間に挿入する「ロンドイ短調 K511」は、モーツァルトの孤独な面に触れることのできる特別な作品です。

フランソワ・デュモン

フランソワ・デュモン(ピアノ)

 ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジーク賞の器楽ソリスト部門においてノミネートされ、フランス音楽批評家協会より新人賞を授与されるなど、フランスの若手音楽家の中で際立った存在として注目を集めているピアニスト。

 14歳でパリ国立高等音楽学校に入学しサンソン・フランソワやミケランジェリの弟子であるブルーノ・リグットに師事した後、イタリア・コモ湖国際ピアノアカデミーにて研鑽を積む。ショパン国際ピアノコンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクール、クララ・ハスキル国際ピアノコンクール(スイス)、浜松国際ピアノコンクールなどで上位入賞を果たし国際的な演奏活動を開始する。

 近年では、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ジャコバン国際ピアノ音楽祭、ノアン・ショパン音楽祭、モンペリエ・ラジオ・フランス音楽祭、ショパン音楽祭、ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭のほか、日本、中国、韓国など世界各国で頻繁に演奏活動を行っている。また、フランス国立リヨン管弦楽団(指揮:レナード・スラットキン)とラヴェルの2つのピアノ協奏曲を演奏し、NAXOSよりリリース。

 室内楽にも積極的に取り組み、タベア・ツィンマーマン(vla)、オーギュスタン・デュメイ(vn)、アンリ・ドマルケット(vc)、グザヴィエ・フィリップ(vc)、プラジャーク弦楽四重奏団などとも共演。また、Philippe AïcheとVirginie Constantと共にトリオ・エレジアックのメンバーとしても活動し、「ベートーヴェン・ピアノトリオ全集(Brillant Classics)」、「シューベルト・ピアノトリオ全集(Academy Productions)」をリリースしている。

 室内楽以外の録音作品の内、Pianiste誌で“マエストロ賞”に選出された「モーツァルト・ソナタ全集(Anima Records)」および「ショパン(Artalinna)」やテレラマ誌でフォルテッシモ賞、ディアパソン誌にて5つ星を獲得した「ラヴェル・ピアノ独奏曲全集(Piano Classics)」、“一貫性、品格、情緒の豊かさ。エドウィン・フィッシャーを思い起こさせる演奏だ(ジャック・ドリヨン)”と評されたオール・J.S.バッハ作品によるCD(Artalinna)などは特筆に値する代表作である。さらに、最新アルバム「ショパン:ノクターン全集」は、“歌う様な音色(BBC誌)”、“他の追随を許さない見事な演奏(インターナショナル・ピアノ誌)”“近年これと並ぶ録音は数えるほどしかない(ファンファーレ誌)”と称賛されている。

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626

※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。