ロータス・カルテット Lotus String Quartet, Stuttgart
小林幸子 Sachiko Kobayashi(ヴァイオリン)
山碕智子 Tomoko Yamasaki(ヴィオラ)
齋藤千尋 Chihiro Saito(チェロ)
三輪 郁 Iku Miwa(ピアノ)
17時45分から販売いたします。
●全自由席 一般5,000円/学生2,000円
※学生券は25歳以下の小学生・中学生・高校生・大学生・大学院生が対象となります(要学生証)。
※チケット代金のお支払いは現金のみ承ります。
※新型コロナウイルス感染症予防対策の観点から、チケット代金のお支払いにつきましては、お釣りのないよう現金をご準備いただけますと幸いです。
《室内楽の深淵なるドラマ》
▶ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K423
Duo in G für Violine und Viola K423
▶ピアノ四重奏曲 ト短調 K478
Quartett in g für Klavier, Violine, Viola und Violoncello K478
▶ピアノ四重奏曲 変ホ長調 K493
Quartett in Es für Klavier, Violine, Viola und Violoncello K493
※当初出演を予定しておりましたマティアス・ノインドルフ(ロータス・カルテット第 2 ヴァイオリン)とフィリップ・トーンドゥル(オーボエ)は、新型コロナウイルスの影響による海外からの入国制限措置により来日を断念することになりました 。このため出演者の一部と曲目を変更して例会を開催いたします。誠に申し訳ございませんが、事情ご賢察の上、ご了承賜りますようお願い申し上げます。
2020年はコロナ禍のために、演奏家としてなんともやるせない時間を過ごしています。しかし、少しずつ演奏会が催されてきています。感謝を持って演奏会に臨んでおります。
当初はオーボエ入りという編曲でト短調の弦楽五重奏曲を演奏する予定でしたが、残念ながら急遽変更、ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲とピアノ四重奏曲を演奏させていただくことになりました。三輪郁さんとの2曲の共演は楽しみです。そして普段演奏される機会のあまりないデュオに触れて、コロナのことに曇りがちな状況でもモーツァルトの素晴らしさの再確認や演奏させていただける喜びはかけがえのないものです。お聴きくださる方々と二度とない良い時間を過ごすことができれば嬉しいです。
ロータス・カルテット
小林幸子
長年ドイツを拠点に欧州で活躍を続けるロータス・カルテットの第一ヴァイオリニスト小林幸子、ヴィオリスト 山碕智子、チェリスト齋藤千尋による弦楽トリオ。
小林幸子は東京芸術大学及び大学院修士課程に学び、1993年第61回日本音楽コンクールにて第3位入賞。1995年よりシュトゥットガルト音楽大学で学ぶ。田中千香士、浦川宜也、ヴィルヘルム・メルヒャー等に師事。
山碕智子は相愛大学音楽学部卒業。竹内晴夫、店村眞積、菅沼準ニ等に師事。1990年 新たに創設された、大阪センチュリー交響楽団の首席ヴィオラ奏者に抜擢され、大学卒業と同時に就任し注目を集め、1992年 大阪センチュリー交響楽団とウォルトン:ヴィオラ協奏曲をソリストとして共演。1995年にシュトゥットガルト音楽芸術大学に留学し、ヘルマン・フォスに師事。2019年には日本センチュリー交響楽団創立30周年記念定期演奏会にソリストとして招かれてバルトーク:ヴィオラ協奏曲を演奏。2020年には兵庫芸術文化センター管弦楽団の招きにより、ウィーン・フィル第一コンサートマスター フォルクハルト・シュトイデとソリストとして共演。
近年弦楽四重奏における演奏のみならず、バロックチェロも演奏するソリストとしての活動も注目集めている齋藤千尋は東京芸術大学を卒業し、在学中に安宅賞受賞。日本音楽コンクール等にも入賞。シュトゥットガルト音楽大学においてKA(修士課程)でペーター・ブックに師事、フランクフルト音楽大学で、クリステイン・フォン・デア・ゴルツにバロックチェロを師事。
1992年に結成されたロータス・カルテットはミュンヘンBDI、パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール等で上位入賞を果たし、ロンドン国際弦楽四重奏コンクールでは、メニューイン特別賞や新曲(ルチアーノ・べリオ)最優秀演奏賞を併せて入賞している。
レコーディングにおいてはワーナー・テルデックよりワールド・リリース。また LIVE NOTES からのシューマン:弦楽四重奏曲全集は、平成18年文化庁芸術祭最優秀賞を受賞した。
現在も欧州主要都市、ヨーロッパ各地の著名な音楽祭に度々招かれおり、TV・ラジオ放送の録音も多い。また、2005年にルツェルン音楽祭において収録されたヘルムート・ラッヘンマン(作曲)のドキュメンタリー 映画に出演し世界各地で繰り返し放映され話題となった。
今、もっともウィーンの薫りを伝え得ると思われる日本人ピアニスト 三輪 郁はウィーン・フィルの首席奏者たちから大きな信頼を得ており、フォルクハルト・シュトイデを始めとする主要プレイヤーたちと度々共演。さらに ハンスイョルク・シェレンベルガー、プラジャーク・クヮルテット、ミハル・カニュカ(チェロ)、セバスティアン・マンツ(クラリネット)などと共演している。
ウィーン国立音楽大学及び大学院に学んだ三輪 郁は満場一致の最優秀で修了し、オーストリア政府から表彰された。その後はイタリアのフィナーレ・リグレにおける“パルマ・ドーロ”国際コンクールにおいて審査員全員一致で第一位に選ばれたほか、ドイツ・ドルトムント国際シューベルトコンクールや浜松国際ピアノコンクールなどでも入賞している。
ウィーン楽友協会やウィーン・コンツェルトハウスでのコンサートのほか、ドルトムント・フィル、ドイツ・ハレ歌劇場管弦楽団、ノルウェー放送交響楽団、オールボー交響楽団、セヴィリア王立交響楽団、ニース交響楽団、ソフィア・フィルなどと共演しており、日本でも主要オーケストラとソリストとして共演する他、NHK交響楽団や新日本フィルなど日本のオーケストラのコンサートマスター、首席奏者たちとの室内楽コンサートでの数多くの共演を通じての音楽的信頼も厚い。
三輪 郁の演奏は放送、CDなどでも聴くことができるが、最近では『バルトーク:ピアノ作品集』《Miwa Iku-Schubert》《Mozartiana/Iku Miwa》などをリリース。それぞれ『レコード芸術』誌『特選盤』に選ばれるなど好評を博している。現在、山形大学教授、桐朋学園大学講師。
©小島竜生
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626
※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い
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