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2021年第625回例会(2021/1/27)

演奏会概要

  • 時 間

    2021年01月27日(水) 17:45開場/18:30開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券:全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時30分から販売(学生券あり)

加納悦子 Etsuko Kanoh(メゾ・ソプラノ)
松川 儒 Manabu Matsukawa(ピアノ)

 

開演時間について

 緊急事態宣言の発令に伴い、20時を目途とした終演時間にするため、開演を当初の予定より15分繰り上げ、18時30分開演とさせていただきます。

PROGRAMM

《ラウラに寄せる夕べの想い》

▶歌曲「すみれ」K476
 Das Veilchen K476

▶歌曲「喜びに寄せて」K53
 An die Freude K53

▶歌曲「寂しい森を行くと」K308
 Dans un bois solitaire K308

▶歌曲「鳥たちは毎年」K307
 Oiseaux, si tous les ons K307

▶オペラ《皇帝ティトの慈悲》K621より
 アンニオのアリア「ティトの傍らに戻って」
 “Torna di Tito a lato”《 La clemenza di Tito》K621Annio

▶歌曲「おいで優しいツィターよ」K351
 Komm, liebe Zither,komm K351

▶歌曲「魔法使い」K472
 Der Zauberer K472

▶歌曲「2つのドイツ教会歌」K343
 Zwei deutsche Kirchenlieder K343

▶オペラ《コジ・ファン・トゥッテ》K588より
 ドラベッラのアリア「私を搔き乱す不安」
 ”Ah scostati !… Smanie implacabili”《Così fan tutte》K588(Dorabella)

▶歌曲「老婆」K517
 Die Alte K517

▶歌曲「ラウラに寄せる夕べの想い」K523
 Abendempfindung an Laura K523

▶歌曲「別れの歌」K519
 Das Lied der Trennung K519

▶シェーナとロンド
「どうして貴方を忘れられましょう~心配しないで愛する人」K505
 “Ch’io mi scordi di te?“ – “Non temer, amato bene” Scena e Rondo K505

出演者からのメッセージ

 モーツァルトは多くの素晴らしいオペラをこの世に送り出しましたが、数少ない歌曲たちも正に珠玉の作品ばかりです。今回のリサイタルでは歌曲とオペラのアリアを織り交ぜて皆様に聞いていただくことに致しました。
 プログラム前半はモーツァルトの多種多様なファセットを、そして後半は「別離」をテーマに比較的大きな曲を演奏いたします。以前、モーツァルトの歌曲のみのリサイタルで共演した松川儒さんのピアノで、再びモーツァルトを歌える喜びを感じ、今般の大変困難な状況の中で開かれる演奏会で、私も皆様も音楽の素晴らしさを感じることができますように、心を込めて演奏いたします。
加納悦子

加納悦子(メゾ・ソプラノ)

 東京藝術大学大学院修了後、ドイツ国立ケルン音楽大学で声楽を学ぶ。同大学在籍中にケルン市立歌劇場のオペラスタジオ研修生となり、94年から同歌劇場の専属歌手として契約。95年ザルツブルク国際モーツァルトコンクール声楽部門2位。ケルン歌劇場では『フィガロの結婚』ケルビーノ、『蝶々夫人』スズキ、『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼルなど40以上の演目に出演。ヨーロッパの他の歌劇場では、シュトゥットゥガルト州立歌劇場、シュヴェツィンゲン音楽祭、ベルギー・フランドルオペラ、オランダ・ロッテルダムのゲルギエフ・フェスティヴァル、スイス・ザンクトガレン歌劇場などにて、ヘンデル『アルチーナ』ルッジェーロ、『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナのほか、ウルマン『アトランティックの王』など現代オペラにも出演。
 国内では日生劇場開場40周年/二期会共催『ルル』主要3役に続き、08年びわ湖ホール・神奈川県民ホール『ばらの騎士』オクタヴィアン、09年びわ湖ホール『ルル』、東京二期会『カプリッチョ』クレロン、10年びわ湖ホール『トリスタンとイゾルデ』(ライプツィヒ歌劇場提携公演)ブランゲーネ、13年東京二期会『ホフマン物語』ミューズ・ニクラウス、びわ湖ホール・神奈川県民ホール『ワルキューレ』フリッカ、14年東京二期会『チャールダーシュの女王』アンヒルテ、16年東京二期会『トリスタンとイゾルデ』ブランゲーネでも高い評価を得ている。
 コンサートでもヨーロッパを中心にルビアナ放送響「千人の交響曲」、ミラノ放送響モーツァルト「レクイエム」などのアルトソロ、国内ではN響「大地の歌」など国内外主要オーケストラとの共演を重ねている。ソロデビュー盤となったCD「メアリ・スチュアート女王の詩/シューマン 後期歌曲集」(ALM RECORD)は第51回レコード・アカデミー賞声楽曲部門受賞。20年新国立劇場『セビリアの理髪師』ベルタに出演。二期会会員。

松川 儒(ピアノ)

 東京藝術大学附属音楽高校を経て、東京藝術大学音楽学部ピアノ科を卒業。その後、ドイツ・シュトゥットゥガルト国立音楽大学大学院、ドイツ・カールスルーエ国立音楽大学大学院リート科を修了。藝大在学中より活動開始し、帰国後は国内外はもとより客船の国際航路に乗船し、演奏活動を広げている。
 ソロ・ピアニストとして、また室内楽・声楽伴奏で貴重なアンサンブルピアニストとして信頼が厚く、今日まで佐藤光政、岡村喬生、釜洞祐子、天羽明恵、腰越満美、ロッキー・チョン各氏の歌手をはじめとして、S.ベザリー(Fl)、和谷泰扶(Harm)、竹島悟史(Mar)、池松宏(Cb)各氏等、多くの著名演奏家との共演を続けている。合唱指揮者としてもピアノ弾き振りを兼ねたステージで各方面より定評を得ている。また音楽分野を越えて画家の出射茂ら各種アーティストとのコラボレーションでも幅広く展開中。宮本亜門氏演出のオペラにおいては音楽助手・副指揮者として参加する。
 国内外で数種のテレビ収録、ラジオまたCD等の録音がある。
 第11回シューマン国際コンクール公式ピアニスト(ドイツ/ツヴィッカウ)。2003年より足掛け5年に渡った世界初の試み「ヴォルフ歌曲全曲演奏会・全12回」では企画者&ピアニストとして全シリーズを担当し、その功績で平成19年度文化庁芸術祭・音楽部門【大賞】を受賞。
 現在、玉川大学芸術学部准教授・洗足学園音楽大学非常勤講師・愛知県立芸術大学非常勤講師

チケット取り扱い

日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日のみ)

アンコール

《フィガロの結婚》K492より「恋とはどんなものかしら」

注意事項

【新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、皆様にご理解とご協力をお願い申し上げます】
※ 開場時に検温を行います。37.5度以上の発熱がある方は入場をお断りいたします。
※ 発熱、咳やくしゃみ、喉の痛みなど体調に不安がある方は来場をご遠慮ください。
※ 会場内ではマスクの着用とこまめな手洗いやアルコール消毒をお願いいたします。
※ 出演者への面会はお断りいたします。
※ 出演者への花束・プレゼントはお控えください。
※ 新型コロナウイルスの影響により中止または延期となる場合があります。

※ やむを得ない事情により出演者・曲目を変更する場合がございます。ご了承ください。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮ください。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りいたします。