若松夏美 Natsumi Wakamatsu (ヴァイオリン)
平井千絵 Chie Hirai (フォルテピアノ)
《温故知新~古楽演奏の現代》
▶ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K296
Sonate in C für Klavier und Violine K296
▶ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K379
Sonate in G für Klavier und Violine K379
▶「泉のほとりで」の主題による変奏曲 ト短調 K360
Sechs Variationen in g über das französische Lied “Au bord dune fontaine”K360
▶ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K454
Sonate in B für Klavier und Violine K454
*使用フォルテピアノ
2003年タウンマン製作ヴァルター1789年頃ウィーンのモデル
※当初出演を予定しておりました平崎真弓(ヴァイオリン)とクリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)は、新型コロナウイルスの世界的感染拡大と入国制限措置の継続により、残念ながら来日を断念することになりました。このため出演者を変更して同例会を開催いたします。誠に申し訳ございませんが、事情ご賢察の上、ご了承賜りますようお願い申し上げます。
今回、来日できなくなってしまった平崎真弓さんとKristian Bezuidenhoutさんの代役で弾かせていただくことになりました。彼らの予定したプログラムがあまりにも美しいので、そのままのプログラムで演奏します。この中の2曲(K296, K379)は1999年に小島芳子さんとBISに録音した思い出深い曲です。小島さんが亡くなって以来(2004年)、このレパートリーから遠ざかっていましたが、今一度これらのソナタに戻ってきて、その美しさに感動しています。また、平井千絵さんとは、2008年にシューベルトの「鱒」を弾いて以来の共演です。先日リハーサルをして彼女の美しいタッチが心に響きました。Mozartのスピーディーな掛け合いはスリル満点です。この機会が与えられたことを心より感謝しております。
若松夏美
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2012年、2014年に続き、モーツァルトを愛する皆さまの前で再び演奏できること、とても嬉しく感謝しております。20代の始めの衝撃的な体験−小島芳子先生と若松夏美さんのモーツァルトデュオコンサート−が、モーツァルトの魅力、そしてフォルテピアノと弦楽器の“溶け合い、会話するデュオ”の魅力に開眼するきっかけとなりました。この度若松さんと初めてデュオを、それもモーツァルトを!演奏すること、同じブルージュのコンクールで出会い、今や世界的なソリストとなったBezuidenhoutさんの代役を務めること、ダブルで光栄でとても嬉しく思っております。
平井千絵
仙台市出身。桐朋学園大学音楽学部ヴァイオリン科卒。在学中より古楽器に傾倒し、卒業後バロック・ヴァイオリンの演奏を始めた。デン・ハーグ王立音楽院にて、バロック・ヴァイオリンをS・クイケン氏に師事し、85年演奏家ディプロマを得て同校を卒業。ラ・プティット・バンド、18世紀オーケストラなどの古楽オーケストラのメンバーとして数々の演奏会、録音に参加。シドニーのブランデンブルグ・オーケストラと協演。バッハ・コレギウム・ジャパンのカンタータ全曲録音の殆どにリーダーとして参加した。現在、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカのコンサート・マスター。楽遊会弦楽四重奏団(竹嶋祐子・成田寛、鈴木秀美)で10年間かけたハイドンの弦楽四重奏曲全曲演奏を今年2月に完結。BISおよびアルテ・デラルコにモーツァルト、ハイドン、ボッケリーニの室内楽、協奏曲など録音。2017年秋アルテ・デラルコからバッハ「無伴奏ヴァイオリンのソナタとパルティータ全曲」[(レコード芸術特選盤(2018/2)、音楽現代推薦盤(2018/2)]をリリース。東京芸術大学古楽科非常勤講師。
ⓒanneliesvandervegts
桐朋学園大学ピアノ科卒業後、オランダ給費留学生、文化庁在外派遣研修員として、オランダ王立音楽院古楽科(フォルテピアノ)修士課程を首席卒業。2001年ブルージュ国際古楽コンクールフォルテピアノ部門第3位、2003年IYAP国際室内楽コンクール第1位、2004年ワッセナール国際室内楽コンクール第3位、平成18年度(第61回)文化庁芸術祭優秀賞(レコード部門)受賞。
2006年、オルフェオ・バロック・オーケストラのソリストとして8都市を回る。ウィーン・コンツェルトハウスでの演奏は、「この楽器のスペシャリスト(ウィーン新聞)」と評された。欧州各地で活発な演奏活動を展開。オランダAVRO、オーストリア国営放送、ラジオ・フランスにライブ出演。母校をはじめ、フォンティス大学、アムステルダム音楽院に招かれ後進の指導にもあたった。2012年に帰国後も、2018年Geelvinck国際フォルテピアノシンポジウムでの発表など、専門研究とともにトークを交えた親しみやすいステージを各地で展開。NHKらららクラシック、BSクラシック倶楽部などに出演。これまでに国内外でリリースした15枚のCDは、レコード芸術誌特選等、高い評価を得ている。国立音楽大学、東海大学非常勤講師。日本セヴラック協会会員。
ⓒAtsushi Yokota
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日)
※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い
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