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2023年第649回例会(2023/5/29)

演奏会概要

  • 時 間

    2023年05月29日(月) 18:00開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券:全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

フリューゲルカルテット Flügel Quartet
 岩田恵子 Keiko Iwata(ヴァイオリン)
 ビルマン聡平 Sohei Birmann(ヴァイオリン)
 大森悠貴 Yuki Omori(ヴィオラ)
 植木昭雄 Akio Ueki(チェロ)

磯村和英 Kazuhide Isomura(ヴィオラ)

PROGRAMM

《1787年の光と影》

▶弦楽五重奏曲 ハ長調 K515
 Quintett in C K515
▶弦楽五重奏曲 ト短調 K516
 Quintett in g K516

※プログラムの性格上、開演時間に遅れますと休憩までご着席頂けない場合がございますので、ご注意ください。

出演者からのメッセージ

 フリューゲルカルテットは2019年に結成して以来、ベートーヴェンを主に勉強し、演奏して来ました。今回、カルテットとして初めてのモーツァルト・プログラムです。まずは、大好きなK516ト短調の五重奏を聴いて頂きたく、東京クヮルテットのビオラ奏者として40年以上活躍されてこられ、現在は私達カルテットの指導をしてくださっている磯村和英氏をお招きしました。K515のハ長調の五重奏と組み合わせて、弦楽五重奏の夕べをお届けします。澄み渡る青空の下をそよ風に吹かれて、思わず歌い出したくなるような出だしのハ長調。一方のト短調は、あらゆる哀しみが走馬灯のように駆け抜けて行くようです。モーツァルトはどうしてそこまで人間の奥底にあるものが見え、それを音にすることができたのでしょうか。彼の音楽を弾く度に感嘆し、畏敬の念が湧き上がります。そして、それを後世の私達に残してくれたことに心から感謝します。奇跡のようなこの曲を通して皆様と喜びと悲しみが分かち合えますように、精一杯演奏させて頂きます。

岩田恵子

岩田恵子(ヴァイオリン)

 桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学を卒業。篠崎功子氏、石井志都子氏、堀正文氏に師事。タングルウッド、バンフなどの音楽祭に参加、1984 年ピエール・マイヤー賞を受賞。1988年オランダに渡り、ヘルマン・クレバース氏に師事。1992年ロイヤル・コンセルトへボー管弦楽団に入団、第1ヴァイオリン奏者を務め、現在に至る。2012年には美智子皇后陛下の御臨席を仰ぎ、サントリーホールでヴィオリスト今井信子氏とモーツァルトの二重協奏曲を共演。室内楽、ソロでも活動中。

ビルマン聡平(ヴァイオリン)

 東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業。同大学を経て、ローザンヌ高等音楽院卒業。同大学院修士課程修了。Sinfonietta de Lausanne のアカデミー課程修了。8歳で京都音楽コンクール金賞奨励賞。全日本学生音楽コンクール(中学の部)第3位入賞。日本演奏家コンクール優勝。YBP国際コンクール優勝。大阪国際コンクール第3位入賞。墨田トリフォニーホール、八王子オリンパスホール、オペラシティ等でソロリサイタルを開催。ソリストとして、故田中千香士氏指揮のレボリューションアンサンブル、矢野正浩氏 指揮Grand Gala Orchestra OSAKA、Alexander Mayer指揮のSinfonietta de Lausanne等と共演。ピエール・アモイアル氏率いるCamerata de Lausanneのメンバーとして、ヨーロッパ各地において演奏会を行う。その他室内楽、コンサートマスターとしてなど、多数のコンサートに出演。これまでに山本彰、工藤千博、澤和樹、清水高師、ピエール・アモイアル各氏に師事。現在、新日本フィルハーモニー交響楽団2ndヴァイオリン首席奏者。

©NJP

大森悠貴(ヴィオラ)

 桐朋学園大学音楽学部を経て、同大学院修士課程を修了。2022年セイジ・オザワ松本フェスティバル小澤征爾音楽塾生。ヴィオラスペース2021にて今井信子氏のマスタークラスを受講。モーツァルテウム音楽大学夏期講習会に参加し、Thomas Riebl氏のマスタークラスを受講。トリトンアーツ若手支援演奏家代表として東京文化会館アフタヌーンコンサートに出演。これまでにヴィオラを磯村和英、佐々木亮、大島亮の各氏に師事。ヴァイオリンを原田幸一郎、神谷美千子、西和田ゆうの各氏に、室内楽を磯村和英、池田菊衛、山崎伸子、石島正博、加藤知子、長谷川陽子、鈴木康浩の各氏に師事。

植木昭雄(チェロ)

 6歳よりチェロを始める。桐朋学園女子高等学校音楽科(共学)を経て、桐朋学園大学に入学。1994年、第4回日本室内楽コンクールチェロとピアノのデュオ部門で入賞、桐朋学園大学在学中の1994年10月、フランスのリヨン国立高等音楽院に留学。第64回日本音楽コンクールチェロ部門入選。1998年、リヨン国立高等音楽院を卒業し、ディプロマを取得。1999年、1月より1年間アメリカ、インディアナ大学に留学。2002年、ソニー音楽芸術振興会より第一回斎藤秀雄メモリアル基金賞受賞。2004年、東京フィルハーモニー交響楽団とプフィッツナーのチェロ協奏曲第3番を日本初演。小澤征爾が音楽監督を務めるサイトウキネン・オーケストラ、室内アンサンブル「ストラヴァガンツァ東京」、Trio Espace、加古隆クァルテットのメンバー。新日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢などに客演主席として出演している他、ソロや室内楽で活躍中。これまでにチェロを松波恵子、イヴァン・シフォロー、堤剛の各氏に師事。室内楽を原田幸一郎、ラヴェル・クァルテット、練木繁夫の各氏に師事。2011年、2枚目のアルバム「The Short Story from Daddy」をリリース。

磯村和英(ヴィオラ) 

 桐朋学園でヴァイオリンを小林健次、室内楽を斎藤秀雄に学び、ジュリアード音楽院にてヴィオラをWalter Trampler、室内楽をジュリアード弦楽四重奏団に学ぶ。1969年にニューヨークで東京クヮルテットを結成以来、44年にわたり世界各地で演奏活動を行う。イェール大学で教鞭をとる他、欧米や日本で指導を行う。同団で録音したレパートリーは幅広く、グラミー賞には6回ノミネートされたほか、数多くの受賞を重ねた。2014年にはアメリカ・ヴィオラ協会よりキャリア・アチーヴメント賞を授かる。現在、桐朋学園大学特命教授、サントリーホール室内楽アカデミー講師。

©Marco Borggreve

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日)

※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い

アンコール

弦楽五重奏曲 ニ長調 K593より第3楽章

注意事項

※ マスクの着用は個人のご判断に委ねます。
※ フラボー等の声援をされる際は、マスクの着用をお願いいたします。
※ 感染予防のため、手洗いや指先のアルコール消毒にご協力ください。

※ やむを得ない事情により出演者・曲目を変更する場合がございます。ご了承ください。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮ください。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りいたします。