坂本 徹 Toru Sakamoto(指揮)
モーツァルト・アカデミー・トウキョウ Mozart Academy Tokyo
《第650回記念例会》
▶ミサ曲 ハ長調 K220「雀のミサ」
Missa in C K220
▶レクイエム ニ短調 K626
Requiem in d K626
これまで何回やったかな、レクイエム…?
指揮者としては15回ぐらい、オケプレーヤーとしては30回ぐらいやっていると思います。一時は「毎年レクイエム」と称して年1回以上やっていましたが、この5年ばかりご無沙汰しています。久々のモーツァルトのレクイエム、自分としては集大成の気分です。
解説にも書きましたが、私の中でこの曲は、鑑賞ではなく瞑想のための音楽という位置づけになっています。神がモーツァルトという使徒を通してその業を人間に顕わす、私たちに出来るのは無心にそれを聴くこと。
当時の様式の研究をするのも、オリジナル楽器を使用するのも無心になるための道筋です。
使徒モーツァルトの弟子になった気分で演奏したいと思います。
坂本 徹
桐朋学園大学古楽器科卒業。バーゼル・スコラカントールム、デン・ハーグ王立音楽院に留学。古典クラリネットをE.ホープリッチ、合唱指揮をH.M.リンデ他の各氏に師事。1993年ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門第1位を受賞。ベルギーの「アニマ・エテルナ」のクラリネット奏者として数多くのプロジェクト、録音に参加した他、ヨーロッパ各地の古楽オーケストラで活躍。指揮者としては2005年にモーツァルト・アカデミー・トウキョウを結成、モーツァルトの教会音楽のスペシャリストとして活動している。近年はアマチュアオーケストラ、合唱団の指導、育成にも力を注ぎ、国分寺チェンバーオーケストラ、東京クラシカル・シンガーズ、アマデウスシンガーズ、オーケストラ・オン・ピリオド・トウキョウの音楽監督/指揮者を務める他、各地の団体の指導にあたっている。2018年の日本モーツァルト協会第600回記念例会ではミサ曲ハ短調K427を指揮し、好評を博す。2019年にはモーツァルトの教会音楽全曲を個人としてコンプリートした。
坂本徹が呼びかけ、モーツァルトを中心とする古典派の教会音楽の演奏団体として2006年のモーツァルト・イヤーにデビュー。オリジナル楽器を使用、歌は各地でソリストを務める歌手が集結、器楽と声楽の両面から作品の本質に迫る。年間数回の自主公演の他、日本モーツァルト協会や北とぴあ音楽祭などに出演。オーケストラは各地の合唱団に客演し高い評価を得ている。モーツァルトの命日には「毎年レクイエム」と称する演奏会をシリーズで続けている。モーツァルトとミヒャエル・ハイドンの「レクイエム」、モーツァルトの「ミサ曲ハ短調」のCDをリリースしている。
【合唱・ソリスト】
ソプラノ 金成佳枝 田中結香 名倉亜矢子 夏山美加恵 本宮廉子
アルト 高橋幸恵 北條加奈 横町あゆみ
テノール 沼田臣矢 眞木喜規 吉田 宏
バス 浦野智行 奥村泰憲 淡野太郎
【管弦楽】
ヴァイオリン 大西律子* 小池吾郎 大久保幸子
高橋真二 門倉佑希子 花岡萌実
ヴィオラ 春木英恵 小林瑞葉
チェロ 野津真亮
コントラバス 角谷朋紀
バセットホルン 満江菜穂子 三界秀実
ファゴット 鈴木 禎 長谷川太郎
トランペット 霧生貴之 村上信吾
トロンボーン 南 紘平 宮下宣子 生稲雅威
ティンパニ 鈴木 力
オルガン 渡部 聡
*コンサートマスター 大西律子(ヴァイオリン)
※やむを得ない事情により出演メンバーを変更する場合がございますので、ご了承ください。
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日)
※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い
※ マスクの着用は個人のご判断に委ねます。
※ フラボー等の声援をされる際は、マスクの着用をお願いいたします。
※ 感染予防のため、手洗いや指先のアルコール消毒にご協力ください。
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※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りいたします。