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2023年第654回例会(2023/12/20)

演奏会概要

  • 時 間

    2023年12月20日(水) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券:全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

大江 馨 Kaoru Oe(ヴァイオリン)
實川 風 Kaoru Jitsukawa(ピアノ)

 

PROGRAMM

《馨と風の妙なる調和》

▶ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ヘ長調 K377
 Sonate in F für Klavier und Violine K377
▶ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 変ロ長調 K378
 Sonate in B für Klavier und Violine K378
▶ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 変ホ長調 K302
 Sonate in Es für Klavier und Violine K302
▶ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調 K526
 Sonate in A für Klavier und Violine K526

出演者からのメッセージ

 2016年以来7年ぶりに(前回はラ・ルーチェ弦楽八重奏団として)出演させて頂けます事、とても嬉しく思います。
 あっという間に感じたこの7年の間に、世の中も、そして私自身の人生にも大きな変化がいくつもありました。様々な遷り変わりを経て、改めてモーツァルトの作品に向き合ってみると、音楽への愛の原点を思い出すようなホッとする気持ちと、また今までの自分にはなかった新たな発見や感じ方もあり、なんだか自分を映し出す鏡のように感じます。
 今回は、インスピレーションに満ち溢れる素晴らしいピアニストである實川くんと、どこまでも美しきモーツァルトの世界を旅できますことをとても楽しみにしております。

大江 馨

~~~~~

 モーツァルトの音楽は、まるで裸になるような、ある種の怖さがあります。きっとそれは、人の感覚や感情を、彼があまりにもピュアな形で音符に託したからではないか、とこの頃感じます。ステージ上で、つい着飾ったり、力が入ってしまうと、なんともいえない居心地の悪さを感じることになりますが・・、彼の音符と無心で一体になれたときには、無常の喜びを感じさせてくれる作曲家でもあります。
 信頼をするヴァイオリニストの大江くんとは、そんなモーツァルトの世界に二人で入っていけるのではないかと、ワクワクしています。
 そして、初めて日本モーツァルト協会の例会で演奏させていただくことを、とても楽しみにしております。

實川 風

大江 馨(ヴァイオリン)

 仙台市出身。5才よりヴァイオリンを始め、桐朋学園大学ソリストディプロマコースに特待生として入学。同時に慶應義塾大学法学部にて学び、卒業後、ドイツ・クロンベルクアカデミーを修了。2019年レオポルトモーツァルト国際ヴァイオリンコンクール第3位ならびに委嘱作品賞受賞、2019年アントン・ルービンシュタイン国際コンクール第2位、2013年日本音楽コンクール第1位、併せて増沢賞他全賞受賞等国内外にて数々の受賞。平成26年度横浜文化賞芸術・文化奨励賞を受賞。これまでに尾高忠明、山下一史、山田和樹、川瀬賢太郎各氏等の指揮でNHK交響楽団、ミュンヘン放送管弦楽団、東京フィル、神奈川フィル、新日本フィル、東京交響楽団など数多くのオーケストラと共演を重ねる。室内楽においては、スティーブン・イッサリス、クリスチャン・テツラフ、アンドラーシュ・シフ、清水和音等の著名なアーティストとの共演も数多い。これまでに、渋谷由美子、堀正文、漆原啓子、堀米ゆず子、クリスチャン・テツラフの各氏に師事。2010年度ヤマハ財団音楽支援奨学生。2013年度宗次エンジェル基金奨学生。2014,2015年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。2016年度よりワオ・コーポレーション奨励金制度対象者。2020年2月にはデビューCD「ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲」(オクタヴィア)をリリース。使用楽器は株式会社文京楽器より、G.Cappaを貸与されている。2023年4月より神奈川フィルコンサートマスターを務める。

ⓒShigeto Imura

實川 風(ピアノ)

 多彩な音色を引き出しバロック作品から現代作品まで幅広くレパートリーとするピアニスト。近年はバッハとベートーヴェンを中心としたプログラムでコンサートを続けている。また弦楽器奏者や声楽家との共演も多くソロ以外のアンサンブルでも存在感を現している。2008年名古屋国際ピアノコンクール第1位・聴衆賞、2013年サザンハイランド国際ピアノコンクール第2位(キャンベラ・オーストラリア)、2015年ロン・ティボー国際コンクール(パリ・フランス)にて第3位・最優秀リサイタル賞・最優秀現代曲賞を受賞。2016年カラーリョ国際ピアノコンクールにて第1位・聴衆賞を受賞、イタリア各地でリサイタルを行う。これまでに上海音楽祭、ソウル国際音楽祭、ノアン・ショパンナイト(フランス)・アルソノーレ(オーストリア)などの国際音楽祭に出演。NHKFM「リサイタルノヴァ」、NHKEテレ「クラシック音楽館」、テレビ朝日「題名の無い音楽会」などメディアへの出演も多い。東京藝術大学附属高校を経て東京藝術大学を首席で卒業し、同大学大学院(修士課程)修了。オーストリア国立グラーツ芸術大学ポストグラデュエート課程を修了。2023年3月にはキングレコードより最新アルバム「Kaoru Jitsukawa plays BACH」をリリース

ⓒTaira.Tairadate

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日)

※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い

アンコール

ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調 K379より 第2楽章

注意事項

※ マスクの着用は個人のご判断に委ねます。
※ フラボー等の声援をされる際は、マスクの着用をお願いいたします。
※ 感染予防のため、手洗いや指先のアルコール消毒にご協力ください。

※ やむを得ない事情により出演者・プログラムを変更する場合がございます。ご了承ください。
※ 10歳未満の方の入場はご遠慮ください。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りいたします。