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2025年第669回例会(2025/05/07)

演奏会概要

  • 時 間

    2025年05月07日(水) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券:全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※販売中

ハンスイェルク・シェレンベルガー Hansjörg Schellenberger(オーボエ)
荒木奏美 Kanami Araki(オーボエ)
金子 平 Taira Kaneko(クラリネット)
西﨑智子 Tomoko Nishizaki(クラリネット)
吉野亜希菜 Akina Yoshino(バセットホルン)
勝山大舗 Daisuke Katsuyama(バセットホルン)
吉田 將 Masaru Yoshida(ファゴット)
井上俊次 Toshitsugu Inoue(ファゴット)
日髙 剛 Takeshi Hidaka(ホルン)
藤田麻理絵 Marie Fujita(ホルン)
谷 あかね Akane Tani(ホルン)
岡田彩愛 Ami Okada(ホルン)
幣 隆太朗 Ryutaro Hei(コントラバス)

PROGRAMM

《18世紀のハルモニームジーク》

▶セレナーデ ハ短調 K388「ナハトムジーク」
 Serenade in c für zwei Oboen, zwei Klarinetten, zwei Hörner
 und zwei Fagotte “Nachtmusik”
▶ディヴェルティメント 変ロ長調 K240
 Divertimento in B für zwei Oboen, zwei Hörner und zwei Fagotte K240
▶セレナーデ 変ロ長調 K361「グラン・パルティータ」
 Serenade in B für zwei Oboen, zwei Klarinetten, zwei Bassetthörner,
 vier Hörner, zwei Fagotte und Kontrabaß K361

出演者からのメッセージ

 このプログラムでは、W.A.モーツァルトの管楽器アンサンブルにとって重要な2つの作品を演奏します。
 モーツァルトがオーボエ2本、クラリネット2本、ホルン2本、ファゴット2本による古典派ハルモニームジークの編成で作曲した2曲の八重奏曲のうち、私たちが今回演奏する「セレナーデK388」は、より激しく、より深く、ある意味より先鋭的な曲で、モーツァルト時代におけるハルモニームジークの最高傑作の1曲と言えます。
 もう1曲は、独特なハルモニームジークの編成で欠かせない作品「セレナーデ グラン・パルティータ K361」です。この作品は、2本のバセットホルン、さらに2本のフレンチホルン、コントラバスによって古典派ハルモニームジークを拡大しています。また、全7楽章からなるこの作品の規模は、現代のセレナーデ、特に純粋な管楽器アンサンブルを凌駕しています。
 これらの奇想天外な2曲の間に、モーツァルトが故郷ザルツブルクで作曲した一連の六重奏曲から、とても軽快で楽しい六重奏曲「ディヴェルティメント K240」(クラリネットなしのハルモニームジーク)を演奏します。
 日本モーツァルト協会の例会で、このプログラムを演奏できることが楽しみです。皆様のご来場をお待ちしております。

ハンスイェルク・シェレンベルガー

ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)

 13歳からオーボエを始め、ミュンヘンのARDコンクールを含む主要な音楽コンクールで入賞。1971年にケルン放響のオーボエ奏者となり、1975年から1980年まで同団のソロ・オーボエ奏者を務める。1980年から2001年までベルリン・フィルのソロ・オーボエ奏者を務める。退団後は、指揮者、ソリスト、教育者の仕事を中心に活躍している。これまでにソリストとして、カラヤン、ジュリーニ、アバド、ムーティ、レヴァインなどの著名な指揮者と共演。室内楽奏者としては、アンサンブル・ウィーン=ベルリンを中心に多彩な活動を展開。また、1991年にはハイドン・アンサンブル・ベルリンを設立、芸術監督を務めた。1994年から本格的な指揮活動を開始し世界各地のオーケストラから招かれている。2013年から2022年3月まで岡山フィル首席指揮者を務めた。2021年シーズンから3年間ベルリン交響楽団の首席指揮者を務め、2023年6月には日本ツアーを行い絶賛を博した。1994年より3年に1回開かれる国際オーボエコンクール・東京の審査委員長を務めている。

©Gerhard Winkler

荒木奏美(オーボエ)

 大学在学中より東京交響楽団首席をつとめ、現在、読売日本交響楽団首席奏者。第11回国際オーボエコンクール・軽井沢第1位(アジア勢初)。第27回出光音楽賞受賞。反田恭平率いるJNOコアメンバー。東京藝術大学首席卒業、同院修士課程修了。

©Kenryou Gu

金子 平(クラリネット)

 東京芸術大学を経て、独リューベック国立音楽大学院卒業。日本音楽コンクール第1位受賞。ミュンヘン国際音楽コンクール第3位入賞。読売日本交響楽団首席クラリネット奏者。

©熱海洸輔

西﨑智子(クラリネット)

 東京藝術大学を同声会賞を受賞し卒業、同大学院音楽研究科修士課程修了。これまでにクラリネットを熊澤利紀、山本正治、鈴木良昭、磯部周平、村井祐児の各氏に師事。現在、岡山フィルハーモニック管弦楽団首席クラリネット奏者及びTHE ORCHESTRA JAPANクラリネット奏者。

吉野亜希菜(バセットホルン)

 高等学校卒業後渡仏。パリ12区立ポール・デュカス音楽院、パリ国立高等音楽院(CNSMDP)を最優秀賞で卒業。パリ音楽院管弦楽団(OLC)クラリネット兼・バスクラリネット奏者を経て、2012年より東京交響楽団クラリネット首席奏者。

©N.Ikegami/TSO

勝山大舗(バセットホルン)

 世田谷学園高等学校を経て東京音楽大学卒業。第84回日本音楽コンクール第1位入賞。これまでにクラリネットを日向秀司、浜中浩一、亀井良信、加藤明久の各氏に師事。東京佼成ウインドオーケストラを経て、現在、東京都交響楽団クラリネット奏者及び紀尾井ホール室内管弦楽団クラリネット奏者。国立音楽大学、東京音楽大学、桐朋学園大学、各非常勤講師。「こどものためのクラシック」登録アーティスト(ソニー音楽財団)。

吉田 將(ファゴット)

 武蔵野音楽大学卒業後、ハノーファー音楽大学ソロクラス卒業。ベルギー王立フレミッシュオペラ首席奏者等を経て、2024年まで読売日本交響楽団首席奏者。洗足学園音楽大学客員教授、武蔵野音楽大学非常勤講師、小澤征爾音楽塾講師。サイトウ・キネン・オーケストラ首席奏者。東京音楽コンクール、ソニー国際オーボエコンクール各審査員。

©読売日本交響楽団

井上俊次(ファゴット)

 1987年東京藝術大学卒業。新星日本交響楽団、NHK交響楽団を経て、2006年より2024年まで読売日本交響楽団首席奏者。現在、同団エルダー団員。東京藝術大学、昭和音楽大学、桐朋学園大学、各非常勤講師。

日髙 剛(ホルン)

 長崎大学、東京藝術大学、オランダ・マーストリヒト音楽院にて学ぶ。広響、日本フィル、読響、NHK交響楽団ホルン奏者を歴任した。現在、東京藝術大学准教授、日本センチュリー交響楽団首席客演、新日本フィルハーモニー交響楽団客演首席奏者を務める。

藤田麻理絵(ホルン)

 武蔵野音楽大学卒業。アフィニス文化財団の海外研修員としてスイスのバーゼル音楽院に留学。2024年まで新日本フィルハーモニー交響楽団に在籍。現在、東京交響楽団研究員。

谷 あかね(ホルン)

 東京藝術大学音楽学部卒業。第89回日本音楽コンクール第3位。ホルンを松田浚良、守山光三、伴野涼介、西條貴人、日髙剛の各氏に師事。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ホルン奏者。

岡田彩愛(ホルン)

 東京藝術大学卒業 ホルンを日髙剛、西條貴人、伴野涼介、五十畑勉、飯笹浩二、高橋隆一の各氏に師事。 神奈川フィルハーモニー管弦楽団短期契約団員を経て、現在フリーランスとして各オーケストラ等で活動中。

幣 隆太朗(コントラバス)

 東京藝術大学入学後に渡独、ヴュルツブルク音楽大学を卒業。シュターツカペレ・ベルリンで研鑽を積み、現在はSWR交響楽団団員。国内外でのリサイタル、音楽祭への参加、世界を代表するソリストとの共演多数。サイトウ・キネン・オーケストラメンバー。

©早見仁志

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日)

※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い

注意事項

※ やむを得ない事情により出演者・プログラムを変更する場合がございます。ご了承ください。
※ 10歳未満の方の入場はご遠慮ください。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りいたします。