アンサンブル・ウィーン
アルベナ・ダナイローヴァ(ヴァイオリン)
ライムント・リシー(ヴァイオリン)
ミヒャエル・シュトラッサー(ヴィオラ)
ヨーゼフ・ニーダーハンマー(コントラバス)
チェロの代りにコントラバスが入った“異色”の人気アンサンブル。“異色”と言っても、響きの違いだけではなく、モーツァルトのディヴェルティメントやハイドンの初期の弦楽四重奏曲のように、この形はまた“オリジナル”でもあるのです。
聴く者を虜にする、シューベルト、ランナー、シュトラウス親子のウィンナ・ワルツ、ポルカ、レントラー、ドイツ舞曲、メヌエット、アンサンブル・ウィーンのために編曲された曲と合わせた質の高いプログラムをお楽しみいただけます。
コントラバス奏者を除いたメンバー3人は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のトップ・プレイヤーとして活躍しています。定 例になっているウィーン楽友協会ブラームス・ザールでのコンサートは毎回売り切れとなる人気公演の一つです。ザルツブルク音楽祭、ウィーン芸術週間や祝祭 週間、ベルリン芸術週間などのフェスティヴァルに定期的に参加し、アムステルダム、アテネ、ケルン、ミュンヘン、パリなど、ヨーロッパ各国の主要ホールを はじめ、アメリカのカーネギー・ホール、リンカーン・センターなどでもコンサートを開催。ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、バルバラ・フリットリ、 アンゲリカ・キルヒシュラーガーなど、世界的歌手とも共演しています。TVでもその演奏は放映され、ウィーンはもとより、ヨーロッパを越え、いまや世界的 にその知名度を上げています。CDへの録音も多く、数多く発売され、好評を博しています。
アルベナ・ダナイローヴァ Albena Danailova(第1ヴァイオリン)
ソフィア(ブルガリア)生れ。5歳でヴァイオリンを始め、ロストック音楽大学、ハンブルク音楽大学でペトル・ムンテアヌ教授に 師事。バイエルン州立歌劇場、ロンドンフィルでコンサート・ミストレスを務めた後、2008年よりウィーン国立歌劇場管弦楽団のコンサート・ミストレス、 2011年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団初のコンサート・ミストレスに就任した。ソリスト、室内楽奏者としても活躍しており、世界の主要な音楽 祭、コンサートホールに出演している。楽器は1728年製のグァルネリ・デル・ジェスを使用している。
ライムント・リシー Raimund Lissy(第2ヴァイオリン)
ウィーン出身。ウィーン国立音楽大学で、トマス・カクーシュカ及び、アルフレッド・シュタールに師事。1988年にウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団。91年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとなり、93年から第2ヴァイオリンのリーダーを務める。
ミヒャエル・シュトラッサー Michael Strasser(ヴィオラ)
グリースキルヒェン生まれ。7歳よりヴァイオリンを祖父のフーベルト・クロイザマーの下で学ぶ。リンツ・ブルックナー音楽院を 経て、ウィーン国立音楽大学にてヴィオラをハンス=ペーター・オクセンホファーに師事。2003年にウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団、その3年後、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとなった。室内楽の分野で活躍すると共に、後進の指導にも熱心に取り組んでいる。
ヨーゼフ・ニーダーハンマー Josef Niederhammer(コントラバス)
リンツ生まれ。ウィーン国立音楽大学にてルートヴィヒ・シュトライヒャーに師事。在学中からウィーン・フォルクスオーパー及び、ウィーン交響楽団で活躍。 その後、バンベルク交響楽団、バイエルン州立歌劇場管弦楽団のソロ奏者を経て、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ奏者を務めた。現在、ウィーン 国立音楽大学教授。
私達が尊敬するモーツァルトを、こよなく愛していらっしゃる皆様へ
多くの素晴らしいお客様がいらっしゃる日本で、特に、モーツァルトを愛していらっしゃる皆様と、大好きなモーツァルトの曲だけで、演奏会ができること を、深く光栄に思います。私達は、モーツァルトが暮らしたウィーンで演奏活動を行い、皆様と同じくらいモーツァルトを愛しています。特にオペラ作品は、 ウィーンで作曲され、国立歌劇場でも重要なレパートリーです。ウィーンの香りを感じていただければと思います。
どうぞごゆっくりお楽しみください。
アンサンブル・ウィーン
ディヴェルティメント ニ長調 K136より第3楽章
※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。