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2015年第564回例会(2015/1/29)

演奏会概要

  • 時 間

    2015年01月29日(木) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    臨時会員券(前売券):6,000円(学生2,000円)

《シンフォニア・コンチェルタンテ》

と き:2015年1月29日(木) 18:15開場/18:45開演
ところ:東京文化会館小ホール
臨時会員券(前売券):6,000円(学生2,000円)

PROGRAMM:

 ▶ ヴァイオリンとオーケストラのためのロンド 変ロ長調 K269(261a)
Rondo in B für Violine und Orchester K269(261a)
▶ ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K211
Konzert in D für Violine und Orchester K211
▶ ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K364(320d)
Sinfonia concertante in Es für Violine, Viola und Orchester K364(320d)

寺神戸 亮 Ryo Terakado(ヴァイオリン)

《寺神戸 亮》1961年ボリヴィア生まれ。83年に日本音楽コンクール・ヴァイオリン部門で第3位入賞。桐朋学園大学を首席で卒業すると同時に東京フィルハーモ ニー交響楽団にコンサートマスターとして入団。しかし、在学中より興味を抱いていたオリジナル楽器によるバロック演奏に専心するために86年に退団、オラ ンダのデン・ハーグ王立音楽院に留学、シギスヴァルト・クイケンの下で研鑽を積む。同院在学中から演奏活動を始め、「レザール・フロリサン」「シャペル・ ロワイヤル」「コレギウム・ヴォカーレ」「ラ・プティット・バンド」などのヨーロッパを代表する古楽器アンサンブルのコンサートマスターを歴任してきた。 またソリストとしても数多くのオーケストラと協奏曲を共演。日本では、弦楽四重奏団「ミト・デラルコ」の第1ヴァイオリン奏者や「バッハ・コレギウム・ ジャパン」のコンサートマスターとして活躍、日本を代表する古楽奏者として幅の広い活動を行っている。

2006年より、復元楽器「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」を用いた演奏活動も精力的に行い、国内外の話題を集めている。近年はボヤン・ヴォデニチャロ フ(フォルテピアノ)や曽根麻矢子(チェンバロ)といった国内外の古楽器奏者との活動を展開しており、長年デュオを組んでいるヴォデニチャロフとは、ベー トーヴェンやモーツァルトのヴァイオリン・ソナタを録音している。

デンオン・アリアーレ・シリーズを中心に多くのCDを出しており、特にコレッリ《ヴイオリン・ソナタ集》(95)、モーツァルト《ヴァイオリン協奏曲第3 番、他》(96)、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによるJ.S.バッハ《無伴奏チェロ組曲全曲》(08)はレコード・アカデミー賞を受賞しており、いず れも好評を博している。最新の録音であるテレマン《無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア》(11)で、平成23年度芸術祭優秀賞を受賞。バッハ 《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》(00)に続いて2度目の受賞となった。

『第1回北とぴあ国際音楽祭’95』において、パーセルの《ダイドーとエネアス》で指揮者デビュー。以後、同音楽祭ではラモーやモーツァルトなど、フラン ス・バロックとモーツァルトの作品を中心に公演し、日本で最もバロック・オペラに精通した貴重な存在として注目を集めている。
現在、デン・ハーグ王立音楽院教授、 桐朋学園音楽大学特任教授。ブリュッセル在住。

【寺神戸亮オフィシャルホームページ】
http://www.lesboreades.info/RyoTerakado/
寺神戸亮

原田 陽 Akira Harada(ヴィオラ)

東京都生まれ。6歳でヴァイオリンを始める。

94年より97年までニューヨーク ジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイ女史のもとで研鑽を積む。99年に当時最年少でパリ国立高等音楽院大学院課程に入り、レジス・パスキエに師事。 2003年、ザルツブルク・ミラベル宮殿、東京・王子ホールにてピアニスト、イェルク・デームスと共演。このリサイタルでの演奏が高く評価され、2004 年S&R財団よりワシントン賞受賞。2005年、武生国際音楽祭フェスティバルオーケストラにゲストコンサートマスターとして招待され、ハンス=マルティ ン・シュナイト指揮、ベートーヴェン・荘厳ミサ曲を共演。2006年ウィーンにて、ヴァイオリニスト、エドゥアルト・メルクス率いるウィーン室内合奏団と 新作オペラの初演にて共演。2004年より毎年行っているカンボジアへのチャリティーコンサート活動にあたり、2009年にはカンボジアを訪問。各地で子 供たちへの演奏会を行い、同国の首相より勲章を授与される。

バロックから近代まで幅広いレパートリーを持ち、オーケストラ・リベラクラシカ、バッハ・コレギウム・ジャパン等のメンバーとして公演、録音に参加。現在ソロ、室内楽の分野で精力的に活動している。

原田陽

レ・ボレアード Les Boréades(オーケストラ)

1995年第1回北とぴあ国際音楽祭でパーセルのオペラ《ダイドーとエネアス》を上演の際に集まったオーケストラと合唱が大成功を収め、一度きりでの解散を惜しむ声があったのに応え、1997年第3回北とぴあ国際音楽祭より‘レ・ボレアード’の名称で本格的に活動を開始。
指揮の寺神戸亮をはじめとして、古楽のスペシャリストが集結した日本有数のオリジナル楽器オーケストラ(*)として、北とぴあ国際音楽祭とその記念事業において数々の注目作品を上演。
2005年からは会場を外に移しての公演も行うようになり、室内楽作品や寺神戸亮が最も敬愛する作曲家の一人モーツァルトの作品にも意欲的に取り組んでいる。

(*)オリジナル楽器(作曲当時の状態に復元した楽器)を用い、楽器だけでなく作曲家、またその当時の歴史的背景にも深い研究を重ね、現代の発想も交えて演奏することで、より生き生きと、作品の持っている本質に迫った演奏ができる特徴がある。
‘レ・ボレアード’は、ギリシャ神話に登場する<風の神々>から命名。文化の風を吹き起そうというメッセージが込められている。

ラ・ボレアード

出演者からのメッセージ

 モーツァルト協会設立60周年おめでとうございます。
モーツァルトの音楽を愛するものの一人としてこの機会に演奏させていただけることをとても光栄に存じます。御協会と私の関係も長きに渡り、たびたび例会に 出演させていただき、色々な作品を演奏してまいりました。また、北とぴあで催した「イドメネオ」公演を特別例会にしていただいたこともあります。
今回はザルツブルグ時代の名曲「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」をメインに、あまり演奏されないヴァイオリン協奏曲第2番とロンドK269と いう組み合わせです。協奏交響曲は機会あるごとに演奏してきましたが、協奏曲第2番とロンドは私にとっても初の演奏となります。自作のカデンツァは当時のスタイルになるべく合わせ、あまり規模の大きくないものにしました。協奏曲の第3楽章とロンドでのアインガングは即興です。そのあたりも合わせてお楽しみいただけると幸いです。

2015年1月 寺神戸 亮

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。