と き:2014年11月11日(火) 18:15開場/18:45開演
ところ:津田ホール
臨時会員券(前売券):5,000円(学生2,000円)
「アマル」というデュオ名はアラビア語で“希望”を意味し、イスラエル人とパレスチナ人の二人か共に演奏することの意義を反映している。彼らはこの言葉を手に、最高の演奏をすることに加えて、音楽以外の世界へ影響を及ぼすことができれば、と考えている。
ヤロン・コールベルクとビシャラ・ハロニはエルサレムで出会った。2008年、コールベルクの提案により、オスロの新しく建造されたオヘラハウスで共演。 公演は大成功し、音楽家や外交官たちをも多く含んだ聴衆が熱狂的な反応を見せたため、二人はデュオとして活動していくことを決意する。既にヨーロッパ、ア メリカ、アジア、そして極東でも演奏し、高い評価を得ている。今後の予定にはウィーン・コンツェルトハウス、北京コンサートホール、ボン・ベートーヴェン 音楽祭などでの演奏が含まれ、ドイツ、フランス、ベルギー、フィンランド、インド、中国、アメリカ、そしてイスラエルで演奏することになっている。レパー トリーもバロックから現代まで幅広い。イスラエルやパレスチナの作曲家も含まれており、「素晴らしい音楽は政冶や国といった違いを超越する」事を世の中に 伝えたいと考えている。もちろんのこと、二人は良き友人である。
最近の二人の活動を追ったドキュメンタリーが制作されたほか、ベルリン・ブランデンブルク放送がCD録音のスポンサーになっている。さまざまな企業や個人的なスポンサー、とりわけユダヤの多くのコミュニティーや平和基金などが彼らをサポートすることに関心を示している。
●ビシャラ・ハロニ(ピアノ)Bishara Haroni, piano
1983年、パレスチナ生まれ。ソリスト、室内楽奏者として数多くの著名なホールで演奏し、主要なオーケストラ、演奏家達と共演を果たしてきた。ヨーロッ パ、アメリカ、アジア、中東で演奏しており、ロリン・マゼール指揮ロンドン・フィルと共演したのを始め、ダニエル・バレンボイムとは室内楽で共演、また ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルとも共演している。カーネギーホールを始め世界中の著名な音楽ホールで演秦している。また多くの室内楽の音楽祭に 出演しており、ガイ・ブラウンシュタイン、樫本大進という二人のベルリン・フィルのコンサートマスターだちと共演している。今シーズンはサイモン・ ラト ルの招きにより、ベルリン・フィルの首席奏者たちと同ホールの室内楽シリーズに出演することか決まっている。またダニエル・バレンボイムとはザルツブルク 音楽祭で共演し、BBCプロムスで室内楽を演奏することも決まっている。ピアノをエステル・バラシャ、エイタン・グロバーソン、アリエ・ヴェルディに師 事。
●ヤロン・コールベルク(ピアノ)Yaron Kohlberg, pian
1983年、イスラエル生まれ。2007年のクリーヴランド国際コンクール第2位、ハノーファーのショスタコーヴィチ・コンクール優勝、モンテレイのパル ナッソス国際コンクール優勝など、数々の著名な国際コンクールに入賞。またニューヨークのカーネギーホール、モスクワのクレムリン、ワシントンD.C.の ケネディーセンター、ボンのベートーヴェン・ハレ、クリーヴランドのセヴェランス・ホール、パリのサル・コルトーやアンヴァリッド、ジュネーヴの国連ホー ル、メキシコシティーのベラス・アルテスなどで演奏している。そしてイスラエル・フィル、エルサレム響、ハイファ響、ラーナナ・シンフォネッテなど、世界 の著名なオーケストラと共演。アメリカのテュオ・パルナスやデンマーク人チェリスト、トーケ・モルドロップなどと共演。アリエル弦楽四重奏団や PercaDu(パーカッションとマリンバのデュオ)カルメン弦楽四重奏団など、イスラエルの主要なグループとも共演を果たしている。ピアノをルイーズ・ ヨッフェ、エイタン・グロバーソン、アリエ・ヴェルディの各氏に師事。
※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。