1987年ヨーロッパと日本で本格的にデビュー。
リサイタルも全国各地で開催しており、中でも「ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会」とレコーディングは、作品への真摯な取り組みと音楽性が高く評 価された。近年は、ショパン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの各シリーズ企画、毎年恒例となったサントリーホールでのコンサートなどが好評を得てい る。
レコーディングはソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結び多数のCDをリリース。最新盤「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」は、「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれ、濱田滋郎氏より「現代のピアノによるモーツァルトの決定盤」と評された。
2003年からは、地域社会の活性化と音楽文化の発展を目指し、一般財団法人地域創造理事、大阪音楽大学特任教授、2012年からは桐朋学園大学教授としても積極的に活動している。
この度はモーツァルト協会会員の皆様のコンサートシリーズで演奏させていただけますこと、大変光栄です。
モーツァルトという人物を語ることの難しさ、向き合えば向き合うほどモーツァルトの多様さ、多彩さに驚くばかりです。それでも惹かれて止まないモーツァルト。
その魅力に迫るべくモーツァルトの時代の楽器に触れてみたり、楽譜を丹念に比べてみたり、手紙などを紐解いてみたり、本当に面白いです。
ですが、やはりこれがモーツァルトだ!というところへは辿り着けないのもモーツァルト。
モーツァルトへの旅は一生続くものだと、今はその旅路を楽しむことに徹しています。
今回演奏する4曲は、すべてのピアノ・ソナタの中でも際立った特徴を有する曲たちだと思っています。
そんなお話も交えながら演奏させていただければと思います。
モーツァルトへの旅をご一緒にお楽しみいただけましたら幸いです。
仲道郁代
※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。