福間洸太朗(ピアノ・指揮)
東京交響楽団メンバーによるアンサンブル
《交差する2つのコンチェルト》
▶幻想曲 ニ短調 K397
Fantasie in d K397
▶ピアノ協奏曲 第19番 ヘ長調 K459
Konzert in F K459
▶幻想曲 ハ短調 K475
Fantasie in c K475
▶ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K491
Konzert in c K491
この度はモーツァルトの261回目の誕生日に、素晴らしい東京文化会館で東京交響楽団の皆様とピアノ協奏曲2つを弾き振りさせていただき、この上ない名誉と喜びを感じています。
ソロで2つの幻想曲も弾きますが、以前から興味を持っていたハ短調の幻想曲K475とピアノ協奏曲K491の関連性を追求し、それらを並べて披露する極めて意義深い機会となりました。K491のカデンツァは、この機会に作曲し、敢えてK475とドン・ジョヴァンニの序奏部分からモチーフを挿入しました。
皆様の心に温かいものが残る演奏をお届けしたいと思います。
福間洸太朗(ピアノ・指揮)
パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学、コモ湖国際ピアノアカデミーにて学ぶ。20歳でクリーヴランド国際コンクール優勝(日本人初)およびショパン賞受賞。
これまでにカーネギーホール、リンカーンセンター、ウィグモアホール、ベルリン・コンツェルトハウスでリサイタル他、クリーヴランド管、モスクワ・フィル、イスラエル・フィル、フィンランド放送響、ドレスデン・フィルなど、海外の著名オーケストラと共演。
2016年には、NHK交響楽団との共演や、パリ・オペラ座バレエ団のエトワール、マチュー・ガニオと共演するなど、幅広い活動を展開。そして7月にはネルソン・フレイレの代役として急遽、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団定期演奏会においてブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏し喝采を浴びた。
これまでに「モルダウ~水に寄せて歌う」(DENON)など10枚のCDをリリース。ベルリン在住。
オフィシャル・サイト: www.kotarofukuma.com/
1946年、東宝交響楽団として創立。1951年に東京交響楽団に改称し、現在に至る。現代音楽の初演などにより、文部大臣賞、京都音楽賞大賞、毎日芸術賞、文化庁芸術作品賞、サントリー音楽賞、川崎市文化賞等を受賞。
川崎市とフランチャイズ、新潟市と準フランチャイズ、八王子市学園都市文化ふれあい財団とはパートナーシップ協定を結び、コンサートやアウトリーチ活動を展開しているほか、新国立劇場では1997年の開館時からレギュラーオーケストラとして毎年オペラ・バレエ公演を担当。教育面では「こども定期演奏会」「0歳からのオーケストラ」が注目されている。海外公演も多く、これまでに57都市76公演を行っている。
音楽監督にジョナサン・ノット、正指揮者に飯森範親、桂冠指揮者に秋山和慶、ユベール・スダーン、名誉客演指揮者に大友直人を擁する。
2016年に創立70周年を迎え、同年10月ウィーン楽友協会を含むヨーロッパ5都市・5会場で公演を行い各地で高評を得た。
オフィシャル・サイト: http://tokyosymphony.jp
ピアノ・ソナタ イ長調 K331 第1楽章よりテーマ
※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。