大注目!ムジカエテルナの通奏低音で話題の
エメリャニチェフ、ソロ・デビュー!
ロシアからまたまたとてつもない才能が現れました。1988年生まれのマクシム・エメリャニチェフ。実はこれまでもクルレンツィスのムジカエテルナのモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作(特に「フィガロの結婚」)録音で、通奏低音奏者として驚くべき才気煥発ぶりを発揮、注目されていました。彼はムジカエテルナの通奏低音のみならず、指揮者としてもロジェストヴェンスキーの愛弟子であり、ムジカエテルナやシンフォニア・ヴァルソヴィアなどを振り、マルチな才能を発揮しています。このアルバムはエメリャニチェフのピアノ・ソロ・デビュー盤。得意のモーツァルトで、ポール・マクナルティによるアントン・ヴァルター1792年頃のモデルのフォルテピアノを用いています。モーツァルトのピアノ・ソナタの中でも特に充実した3曲と、第14番と関連のあるハ短調の幻想曲を披露していますが、一聴して尋常ならざる音楽性に釘付けとなります。演奏は楷書風で落ち着いていますが、クルレンツィスのピアノ版というか、ムラヴィンスキーの指揮を思わす緊張感と説得力、リヒテルを思わす深い音楽性、繰返しの際の装飾音はシュタイアーばりの計算された即興性に天才を感じさせます。(以上キングインターナショナルより)
【曲目】
1.幻想曲ハ短調 K475
2.ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K457
3.ピアノ・ソナタ第16(15)番ハ長調 K545
4.ピアノ・ソナタ第18(17)番ニ長調 K576
【演奏】
マクシム・エメリャニチェフ(フォルテピアノ)
【楽器】
ポール・マクナルティによるアントン・ヴァルター1792年頃のモデル]
【録音】
2017年3月8-10日/リトル・トリベカ(パリ)
【レーベル】
APARTE
品番(国内仕様):KKC-5936/原盤品番:AP-161
【価格】
¥3,000 + 税(国内盤)
【発売予定時期】
2018年9月中旬
1988 年、ロシア生まれのマキシム・ エメリャニチェフは若い世代の最も才能のある指揮者として認めら れている。ニジニ・ノヴロゴロド音楽院で指揮を学んだ後、 モスクワ音楽院でロジェストヴェンスキーに師事、フォルテ・ ピアノとハプシコードをマリア・ウスペンスカヤに学んだ。12 歳で指揮者としてデビュー。以来、モダン・オーケストラ、 バロック・オーケストラの両方を指揮している。
2017/18 シーズンはボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団、トゥールーズ・ キャピタル管弦楽団、リヨン国立管弦楽
団、ミラノ・ヴェルディ管弦楽団、ロイヤル・リヴァプール・ フィル、サンクトペテルブルク響、スイス・イタリア管、サンクトペテルブルク響、セビリア王立響に客演する。 また2018/19 シーズンにはエイジ・オブ・エンラインメント・オーケストラを指揮してヘンデル《リナルド》 でグラインドボーン音楽祭に、同《アグリッピーナ》 で英ロイヤル・オペラにデビューする。 またサンクトペテルブルク・フィル、ネザーランド・フィル、 東京交響楽団にそれぞれデビューするほか、トゥールーズ・キャピタル管、ロイヤル・リヴァプール・フィル、 セビリア王立交響楽団に再客演する。2018 年3 月にスコットランド室内管に急遽の代役で出演。その成功により、2019 年9 月より同室内管の首席指揮者に就任することが決定した。
これまでにロシア国立フィル、ニジニ・ノブロゴロ・フィル、 ムジカ・エテルナのほか、シンフォニア・ヴァルソヴィア、2015/16 シーズンにはトゥールーズ・キャピタル管弦楽団、 スペイン国立オーケストラ、ガリシア王立オーケストラ、セビリア王立交響楽団を指揮、すぐに次シーズンの客演が決定した。 2016 年12 月にはチューリッヒ歌劇場に《後宮からの逃走》でデビューした。
古楽アンサンブル、イル・ポモ・ドーロの首席指揮者を務め、 コンサートやオペラに参加しており、ヘンデル《タメルラーノ》《ロザリンデ》、ジョイス・ ディドナートとは世界ツアーのほか、ワーナー・ クラシックスよりレコーディングをリリースしている。最新盤「戦争と平和の中で」は2017 年のグラモフォン賞リサイタル部門を受賞した。テオドール・クルレンティス指揮のモーツァルト《フィガロの結婚》《コジ・ ファン・トゥッテ》のレコーディングにはフォルテ・ピアノ奏者として出演している。また最新盤「モーツァルト・ピアノ・ ソナタ集」はフランスのショック賞を受賞した。