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【CD】ピーター・ゼルキン・プレイズ・モーツァルト

ピーター・ゼルキン・プレイズ・モーツァルト

ピーター・ゼルキンが独自の視点で描き上げた
ピュアなモーツァルトの世界

協奏曲・ソロ・室内楽も含むRCAへの全モーツァルト録音を集成
[EU輸入盤] <初回生産限定盤>

 情熱的かつ高潔な芸術家として知られる米国出身の名ピアニスト、ピーター・ゼルキン。5世紀におよぶ広範なレパートリーを誇り、オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽やレコーディングなどの演奏活動を通して、世界中に音楽作品の真髄を伝えています。アドルフ・ブッシュを祖父、ルドルフ・ゼルキンを父に持ち、ホルショフスキ、父ゼルキン、シュナーベルなどのもとで研鑽を積んだ後、1959年にジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団との共演でカーネギーホール・デビュー。以後、小澤征爾、ブーレーズ、バレンボイム、アバド、ラトル、レヴァインらの指揮で一流オーケストラと共演を重ねてきました。室内楽でも様々なアーティストらと共演するばかりでなく、自らも創立メンバーの一人となっているグループ“タッシ”と共に活発な活動を続けてきました。20~21世紀の重要な作曲家たちを熱心に支持するゼルキンは、世界初演を任されることも多く、とりわけ武満徹、ヘンツェ、ベリオ、ナッセン、ゲール、ウォリネン、リーバーソンらが、ゼルキンのために作品を書いています。
 ここに収録されたモーツァルト演奏は、1967年から1977年にかけてRCAに録音されたモーツァルト作品の録音を集大成したもの。ピーターにとって初のモーツァルト・ソロ・アルバムとなった1967/69年録音のソナタ+小品集では、アファナシエフやポゴレリチも真っ青の、極限まで落としたテンポで一音一音丁寧に弾き込んだ凄演。雰囲気に頼らず、研ぎ澄まされた音色でひたすら論理的に弾き進んでいく彼らしいスタイルで、先の読めない緊迫感さえ感じられます。1973年10月に名匠アレクサンダー・シュナイダー指揮イギリス室内管と集中的に録音されたピアノ協奏曲6曲では、指揮者の柔和で歌心に富んだアプローチの中での透明かつ愉悦に満ちた音作りが、タッシ・メンバーとのピアノ五重奏曲では、気心知れた音楽家との自由自在な音楽が強く印象に残ります。特別収録として、父ルドルフと共演した1962年のマールボロ音楽祭での2台のピアノのための協奏曲を収録していています。

ピーター・ゼルキン・プレイズ・モーツァルト

【曲目】
<CD1>
1. ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K449
2. ピアノ協奏曲第15番変ロ長調K450
アレクサンダー・シュナイダー(指揮)
イギリス室内管弦楽団
[録音]1973年10月5,11日、ロンドン、EMIスタジオ
3. 2台のピアノのための協奏曲(ピアノ協奏曲第10番)変ホ長調K365
[共演]ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
 アレクサンダー・シュナイダー(指揮)
 マールボロ祝祭管弦楽団
[録音]1962年10月3日、ニューヨーク
コロンビア30番街スタジオ

<CD2>
1. ピアノ協奏曲第16番ニ長調K451
2. ピアノ協奏曲第17番ト長調K453
[共演]アレクサンダー・シュナイダー(指揮)
イギリス室内管弦楽団
[録音]1973年10月9~11日、ロンドン、EMIスタジオ

<CD3>
1. ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K456
2. ピアノ協奏曲第19番へ長調K459
[共演]アレクサンダー・シュナイダー(指揮)
イギリス室内管弦楽団
[録音]1973年10月5~22日、ロンドン、EMIスタジオ

<CD4>
1. クラリネット五重奏曲イ長調 K581
[共演]リチャード・ストルツマン(クラリネット)
 アイダ・カヴァフィアン(ヴァイオリン)
 ルーシー・ストルツマン(ヴァイオリン)
 ダニエフ・フィリップス(ヴィオラ)
 フレッド・シェリー(チェロ)
[録音]1977年12月19~20日、ニューヨーク、RCAスタジオA
2. ピアノと木管楽器のための五重奏曲変ホ長調 K452
[共演]アラン・ヴォーゲル(オーボエ)
 ロバート・ロウチ(ホルン)
 リチャード・ストルツマン(クラリネット)、
 ビル・ダグラス(ファゴット)
[録音]1976年7月19-22日、 ニューヨーク、RCAスタジオA

<CD5>
1. 幻想曲 ハ短調 K475
2. ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K457
3. 前奏曲とフーガ ハ長調 K394
[録音]1968年12月9~12日(1,2)、1969年6月23~24日(3)
 ニューヨーク,ウェブスター・ホール

<CD6>
1. ピアノ・ソナタ 第15番 ヘ長調 K533
2. 幻想曲 ニ短調 K397
3. ロンド ニ長調 K485
4. ロンド イ短調 K511
[録音]1967年10月30日~11月1日(1)
1969年6月23~24日(2,3)、1969年7月1日(4)
ニューヨーク、ウェブスター・ホール

【演奏】
ピーター・ゼルキン(ピアノ)

【レーベル】
RCA Red Seal
全6枚組
エディション:Remaster
規格品番:19075879582
パッケージ仕様:ボックス

(以上、ソニー・ミュージックより)

プロフィール

 情熱的かつ高潔な芸術家として知られる米国出身の名ピアニスト。5世紀におよぶ広範なレパートリーを誇り、オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽やレコーディングなどの演奏活動を通して、世界中に音楽作品の真髄を伝えている。
 アドルフ・ブッシュを祖父、ルドルフ・ゼルキンを父に持つ。ホルショフスキー、父ゼルキン、シュナーベルなどのもとで研鑽を積んだ後、1959年、G・セル指揮クリーヴランド管弦楽団との共演でカーネギーホール・デビュー。以後、小澤征爾、ブーレーズ、バレンボイム、アバド、ラトル、レヴァインらの指揮で一流オーケストラと共演を重ねてきた。室内楽ではA・シュナイダー、P・フランク、ヨーヨー・マ、ブダペスト弦楽四重奏団、上海クァルテット、自らも創立メンバーの一人となっているグループ“タッシ”と共に活発な活動を続けてきた。
 20・21世紀の重要な作曲家たちを熱心に支持するゼルキンは、世界初演を任されることも多く、とりわけ、武満徹、ヘンツェ、ベリオ、ナッセン、ゲール、ウォリネン、リーバーソンらが、ゼルキンのために作品を書いている。
 現在、バードカレッジ音楽院で後進の指導にも励んでいる。

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