2020年2月25日(火)14:00~16:00
開場:13:30
開演:14:00
会場:東京文化会館 4階 大会議室(定員70名)
テーマ:モーツァルトに消された宮廷楽長サリエーリの再評価
会費:会員1,000円/一般1,500円
※日本モーツァルト愛好会、モーツァルティアン・フェラインの会員は会員料金となります。
『アマデウス』の中で“天才に嫉妬する凡庸な宮廷楽長”に描かれたアントーニオ・サリエーリは、近年スマートフォンのゲーム「Fate/Grand Order」にアヴェンジャー(復讐者)として登場し、若者の人気を集めています。これとは別に、21世紀に加速したのがオペラ作曲家としての再評価です。ウィーンの宮廷歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座で初演されたサリエーリ作品が続々と復活し、モーツァルトの名作にひけをとらぬ芸術性を認められたのです。この講演ではサリエーリの歌劇の魅力と特質を、豊富な録音と上演映像を用いて解き明かします。
1957年東京生まれ。音楽・オペラ研究家、日本ロッシーニ協会会長。フェリス女学院大学オープンカレッジ講師。著書に『プリマ・ドンナの歴史』(全2巻。東京書籍)、『ロッシーニと料理』(透土社)、『消えたオペラ譜』『サリエーリ モーツァルトに消された宮廷楽長』『イタリア・オペラ史』『新 イタリア・オペラ史』(共に音楽之友社)、『ロッシーニ『セビーリャの理髪師』』(水声社)、『サリエーリ 生涯と作品』(復刊ドットコム)、共著に『オペラ・キャラクター解読事典』『新編 音楽小辞典』『新編 音楽中辞典』(共に音楽之友社)、『魅惑のオペラ』(全30巻、小学館)、『ジェンダー史叢書 第4巻/視覚表象と音楽』(明石書店)など。『サリエーリ』で第27回マルコ・ポーロ賞を受賞。多数の論考を日本ロッシーニ協会ホームページに掲載。https://www.akira-rossiniana.org/
協会事務局に予め電話・FAX・Eメールのいずれかの方法でお申込み下さい。
※先着順。定員(70名)になり次第お申し込みを締め切らせていただきます。
申込先:日本モーツァルト協会
Tel.03-5467-0626/Fax.03-5467-0466/info@mozart.or.jp