繊細と大胆の調和
胸にしみいるようなモーツァルト
第637回例会(3/3)で真摯かつ情熱的な演奏を繰り広げたイリーナ・メジューエワによる「モーツァルト作品集」。「BIJIN CLASSICAL(ビジン・クラシカル)」のリリース第6弾になります。おなじみのソナタ2曲(K545 & K331)と、ロンド2曲(K511 & K485)、アダージョ(K540)を組み合わせた珠玉のプログラム。モーツァルト特有の天国的な美しさから戦慄を覚えるような神秘性までを見事に表出した演奏は、聴けば聴くほど魅力的です。使用楽器は1922年製のニューヨーク・スタインウェイ。 繊細なタッチが生み出す多彩な音色を、ナチュラルなワンポイント録音でお楽しみください。
【曲目】
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ ハ長調 K545
ロンド イ短調 K511
ピアノ・ソナタ イ長調 K331「トルコ行進曲付き」
アダージョ ロ短調 K540
ロンド ニ長調 K485
【演奏】イリーナ・メジューエワ
【録音】2020年9月16日~17日
【録音場所】新川文化ホール(富山県魚津市)
【録音方式】96kHZ & 24-Bit Digital Recording
【使用ピアノ】NEW YORK STEINWAY 1922 Art-Vintage
(以上、BIJIN CLASSICAL (ビジン・クラシカル)より)
ロシア出身。モスクワのグネーシン特別音楽学校とグネーシン音楽大学(現ロシア音楽アカデミー)でウラジーミル・トロップに師事。1992年ロッテルダム(オランダ)で開催された第4回エドゥアルド・フリプセ国際コンクールでの優勝後、オランダ、ドイツ、フランスなどで公演を行う。
1997年からは日本を本拠地として活動。2002年、スタインウェイ・ジャパンによる国内コンサートツアー。2003年、サンクトペテルブルク放送交響楽団と日本国内4都市で共演したほか、2005~06年にはザ・シンフォニーホール(大阪)で4回にわたるリサイタル・シリーズに出演。2006年からは毎年京都でリサイタルを開催。日本デビュー20周年を迎えた2017/18年のシーズンには東京文化会館・小ホールでシリーズ演奏会(全3回)を開催するなど、精力的な演奏活動を展開している。
これまでにロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団、ロシア・シンフォニーオーケストラ、高雄市交響楽団(台湾)、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、オーケストラAfiA、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、京都市交響楽団、日本センチュリー交響楽団、大阪交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、テレマン室内管弦楽団、九州交響楽団、広島交響楽団、山形交響楽団などと共演。
CD録音にも精力的で、これまでに多数のアルバムをリリース。「ショパン:ノクターン全集」(若林工房)は2010年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)に輝く。
2006年度青山音楽賞受賞。2015年、第27回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(クラシック部門、独奏・独唱部門)受賞。
著書に「ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ」、「ショパンの名曲」(いずれも講談社現代新書)。
オフィシャルサイト: http://www.mejoueva.net/
BIJIN CLASSICAL (ビジン・クラシカル)
http://bijin-classical.com/?mode=f13