テーマ:ザルツブルクへの愛を越えて~ディヴェルティメント&セレナードとはなにか
2022/6/26(日)14:00~16:00
会場:アトリエ・ムジカ(代々木)
会費:会員1,500円/一般2,000円
※日本モーツァルト愛好会、モーツァルティアン・フェラインの会員は会員料金
今回は、これまで何度となく議論され、それでも結論の出なかった問題、すなわち「ディヴェルティメント&セレナード」とはなにか、指揮者の立場からの受け止めをお話しします。モーツァルトは、それらの総称として「カッサシオン」と呼んでいましたが、これは故郷ザルツブルクの「ローカル概念」でした。モーツァルトのすごいところは、そうしたローカルな音楽をインターナショナルな音楽にしてしまったことではないでしょうか。
NHKテレビの「名曲探偵アマデウス」や「ららら♪クラシック」をはじめ、「世界一受けたい授業」の指揮者・講師など、クラシック番組への解説出演でおなじみ。Eテレ学校教育「おんがくブラボー」番組委員。東京藝術大学卒業、同大学院修了。ドイツ学術交流会(DAAD)奨学金によりハンブルク大学(博士課程)に留学。指揮法を村方千之、佐藤功太郎、管弦楽法を黛敏郎、音楽学を角倉一朗、W・デームリンク他の各氏に師事。桐朋学園大学助教授を経て、現在、玉川大学芸術学部教授。日本女子大学、昭和音楽大学、千葉大学、他の非常勤講師。F.リストやG.カサドなど、歴史に埋もれた作品の世界初演の指揮も行う。毎年《第九》を指揮。著作物は、約200件。東北青少年音楽コンクール、新潟県音楽コンクール、日本バッハ・コンクールの審査委員長や、全日本ピアノ指導者協会(PTNA)コンペティションの審査員をはじめ、全国各地のコンクールの審査員を歴任。中学校の音楽科教科書の執筆者で、音楽鑑賞教育の第一人者として全国各地の教員研修(教育委員会主催)の講師として招聘されている。