ジェローム・アンタイが
モーツァルトと同時代の楽器で弾く
珠玉のソナタとロンド集
モーツァルトといえば、旅。旅の道中、必要にかられて生まれた作品もたくさんあります。たとえばここに収録されているピアノ・ソナタ ハ長調 K309は1777/78の冬に滞在したマンハイムの地で、当時13歳のローザ・カンナビヒのために書かれましたし、ソナタ 変ロ長調 K333は1781年に訪れたリンツの地で、自身が演奏会で演奏するために書かれたと言われています。ジェローム・アンタイは、モーツァルトと同時代の18世紀につくられた楽器を用いて、珠玉のロンドや、組曲ハ長調からの抜粋も同時収録しています。当時の音色に思いを馳せながら楽しみたい1枚です。
ジェローム・アンタイ(鍵盤)はアンタイ3兄弟のひとり。ヴィーラント・クイケンのもとでヴィオラ・ダ・ガンバを学なかで歴史的鍵盤楽器にも興味をもつ。シギスヴァルト・クイケンやヤーコプス、マルゴワールらとガンバ、鍵盤の両方で共演。
【曲目】
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K309
・ロンド ヘ長調 K494
・ロンド ニ長調 K485
・ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K333
・組曲 ハ長調 K399より「アルマンド」 ハ短調
・ロンド イ短調 K511
【演奏】
ジェローム・アンタイ
(フォルテピアノ/18世紀製、作者不詳、
クリストファー・クラークによる修復)
【録音】
2020年2月10,11日
【製品情報】
レーベル:MIRARE
品番:MIR-730
ジャンル:クラシック器楽曲
形態:CD
収録時間:72:27
(以上、キングインターナショナルより)