2016/1/25(月)14:00~16:30
会場:東京文化会館4階 中会議室1(定員40名)
テーマ「モーツァルト・レクイエムに至る道」
会費:会員1,000円/一般1,500円
お申し込み:協会事務局に予め電話・FAX・Eメールのいずれかの方法でお申込みください。
※日本モーツァルト愛好会、モーツァルティアン・フェラインの会員は会員料金となります。
※2015年12月26日~2016年1月6日は年末年始休業しております。
モーツァルトの教会音楽のエキスパートである坂本徹先生にレクイエムについて語っていただきます。
桐朋学園大学古楽器科卒業。バーゼル・スコラカントールム、デン・ハーグ王立音楽院に留学。古典クラリネットをE.ホープリッチ、合唱指揮をH.M.リンデ他の各氏に師事。1993年ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門第1位を受賞(Trio van Beethoven)。ベルギーの「アニマ・エテルナ・オーケストラ」のクラリネット奏者として数多くプロダクションに参加した他、ヨーロッパ各地の古楽オーケストラで活躍。合唱指揮者としては2005年にモーツァルト・アカデミー・トウキョウを結成、モーツァルトの教会音楽のスペシャリストとして活動している。近年はアマチュアオーケストラ、合唱団の指導、育成にも力を注ぎ、国分寺チェンバーオーケストラ、東京クラシカル・シンガーズ、アマデウスシンガーズ、オーケストラ・オン・ピリオド・トウキョウの音楽監督/指揮者を務める他、各地の団体の指導にあたっている。
1月の講演会はモーツァルトの教会音楽のスペシャリストで、指揮者として活躍されているほか、古典クラリネット奏者でもある坂本徹氏を講師にお招きして「モーツァルト・レクイエムに至る道」と題してお話を伺いました。「死者のためのミサ」の式次第に沿って、モーツァルトよりさらに前の時代の作品にまでさかのぼり、儀式としてのミサの流れや、レクイエムの起源、ミサ曲が儀式のための音楽であることなどをCDで音楽を聴きながらお話を進めてくださり、ミサ曲に対する旧来の考えを改めたほか、様々な新しい発見があるなど、モーツァルト協会ならではの大変刺激に満ちた講演会となりました。当日は満席になるほどの盛況ぶりで、会員の皆様のレクイエムに対する関心と意識の高さが改めて感じられました。
講師の坂本氏は今シーズン最後の6月例会「創立60周年記念 ガラ・コンサート」に古典クラリネット奏者としてご出演いただくことになっております。