ウィーン・フィル首席奏者にして、フルート界をリードするソリスト、カール=ハインツ・シュッツ。斯界屈指のモーツァルト吹きでもある彼が、待望の協奏曲を録音しました。「(シュッツのモーツァルトは)音楽の流れの中で、どの瞬間でも自然体。音が軽やかで、その場の空気に溶け込んで行くかのように浮揚して聴き手を包み込む。濁りのない明るく透明な音色で、柔らかく、よく歌って(中略)聴き手の心をとろけさせ 、心を奪ってしまうほどに魅力のある素晴らしい音楽」
プロデューサー:井阪紘(ブックレットより)
【曲目】
1. フルート協奏曲 第2番 ニ長調 K314
2. フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K315
3. フルート協奏曲 第1番 ト長調 K313
【演奏】
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
オルケストラ・ダ・カメラ・ディ・ペルージャ
【録音】
2017年5月
聖クローチェ美術館(ウンベルティーデ、イタリア)
【商品番号と価格】
CMCD-28353(1CD)
税抜価格: 2,800円
税込価格: 3,024円
発売日: 2017年8月25日
※JVC K2レーザー・カッティングによる高音質
■カール=ハインツ・シュッツ Karl-Heinz Schütz (Flute)
オーストリア生まれ。エヴァ・アムスラー、フィリップ・ベルノルド、ジャン=ルイ・カペツァリに師事し、オーレル・ニコレからも教えを受ける。
1998年カール・ニールセン国際コンクール、1999年クラクフ国際コンクールで優勝。2000~04年シュトゥットガルト・フィルの首席奏者、 2005~11年ウィーン響の首席奏者を務めた。現在、ウィーン国立歌劇場管およびウィーン・フィルのソロ・フルート奏者であり、ウィーン・コンセルヴァ トリウム音楽大学の教授も務める。
これまでにオーケストラ奏者として、ハンブルク北ドイツ放響、hr響、ケルンWDR響、バイロイト祝祭管等に 客演。ソリストとしては、2012年ファビオ・ルイージ指揮札響とモーツァルトの協奏曲第1番で共演したほか、これまでに、ウィーン・クラシック・プレー ヤーズ、シュトゥットガルト・フィル、NHK響等と共演。特にウィーン響とは、2008年ヤコフ・クライツベルク指揮でモーツァルトの協奏曲第2番を、 2010年ミラン・トルコヴィッチ指揮でイベールの協奏曲を共演し、好評を博した。また、ウィーン・リング・アンサンブルや、アンサンブル・ウィーン=ベ ルリンのメンバーとしても活躍している。
2014年11月のウィーン・フィル定期演奏会では、ダニエル・バレンボイムの指揮のもと、ブーレーズの「メモリアル『…固定した爆発…』のオリジナルでソリストを務め、大絶賛された。
録音の分野では、「ブラームス:フルート・ソナタ op.120」「プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 op.94、他」「モーツァルト:フルート四重奏曲集」をカメラータからリリースしている。
2017年6月の日本モーツァルト協会第590回例会に出演。「フルートとハープのための協奏曲ハ長調」K299と「フルート協奏曲第1番ト長調」K313および「同第2番ニ長調」K314を演奏し、大きな喝采を浴び、話題を集めた。